ホーム > 連絡先一覧 > 教育委員会文化財課・文化遺産活用推進室 > 重要文化財「加賀郡牓示札」、県指定文化財「野々江本江寺遺跡出土品」等の2021年度春季公開の中止について
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石川県教育委員会では、標記出土品の春季公開を下記により行います。入館無料・事前申込み不要で観覧できます。
これに合わせ、特別公開として保存処理が完了した「柄付き鉄製鉇」の実物を展示します。
「加賀郡牓示札」、「柄付き鉄製鉇」 2021年4月24日(土曜日)から5月6日(木曜日)
「野々江本江寺遺跡出土品」 2021年4月24日(土曜日)から5月11日(火曜日)
※石川緊急事態宣言の発出を受けて11日で公開を中止しました。
石川県埋蔵文化財センター 展示室(金沢市中戸町18番地1)
【開館時間】9時から17時(入館は16時30分まで)
石川県教育委員会・(公財)石川県埋蔵文化財センター
石川県埋蔵文化財センター 普及啓発担当
電話:076-229-4477
平安時代のお触れ書きといえる「加賀郡牓示札」は、古代国家の農業奨励政策や命令伝達方法を具体的に知ることができる貴重な資料
です。嘉祥年間(848~851)に加賀郡役所から出された文書を、ヒノキの板に書き写したもので、端正な楷書が349文字判読できます。
平成12(2000)年に津幡町加茂遺跡から出土し、平成22(2010)年に重要文化財(古文書)に指定されました。また加茂遺跡は平成27
(2015)年に国指定史跡となりました。
(2)野々江本江寺遺跡出土品
「野々江本江寺遺跡出土品」は、平安時代以降の墓地や葬送のあり方を知るための貴重な資料です。大型の木製板碑 (ヒノキ)と木製笠
塔婆 (アスナロ)の2種類計4点からなり、これまで『餓鬼草子』などの絵画資料でしかみられなかった平安時代の木製塔婆類が遺跡からみ
つかった、全国的にも稀な例です。
平成19(2007)年に珠洲市野々江本江寺遺跡から出土し、平成26(2014)年に県指定有形文化財(考古資料)となりました。
(3)柄付き鉄製鉇
弥生時代中期前半(約2300年前)に使用されていたままの状態で出土した「柄付き鉄製鉇」は、柄が完存する弥生時代の鉇としては、国
内初出土で、最古の資料です。
平成29(2017)年度に小松市八日市地方遺跡から出土しました。
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