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経年変化により変形が著しい栄螺山石垣の修理を平成21 年度より行ってきた。最終年度となる平成23 年度は石垣の復旧作業と並行し、山頂部にある石塔の一部を解体調査した。(発掘調査地点)(PDF:165KB)
調査期間 平成23 年7 月12 日~ 9 月14 日
調査面積 10平方メートル
栄螺山山頂にある石塔は塔自身の傾きも生じているが、そのなかでも特に傾きが目立つ石樋2石について、解体調査を行った。その結果、石塔の基礎部分は南北で約5 cm の高低差が生じ、北側に沈下していた。また基礎部分は戸室石製で、過去に修理が行われていた可能性が高いことを確認した。さらに周辺精査により、石樋からの排水用の暗渠を検出した。
山頂部の石塔
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