ホーム > 観光・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 文化財 > 石川の文化財 > 重要伝統的建造物群保存地区 > 金沢市東山ひがし伝統的建造物群保存地区
ここから本文です。
区域 金沢市東山1丁目の一部
面積 約1.8ha
選定年月日 平成13年11月14日
金沢市東山ひがし伝統的建造物群保存地区は、南北約130m、東西約180m、約1.8haの範囲で、文政3年(1820)に加賀藩の許可を得て、「ひがし」の茶屋町として浅野川の東に創設された。町は整形な町割に改められ、通りに接して間口の狭い縦長の敷地割が行われた。保存地区内の建築物140棟のうち約3分の2が伝統的建造物で、茶屋町創設時から明治初期に建設されたものが多くの残り、その約9割が茶屋の様式の町家である。
茶屋の様式の町家は二階建で、一階正面に華やかな弁柄塗の出格子を付け、大戸を残した町家も数棟残り多様な店構えを見せる。二階は建築当初から正面を高く造り、同地区の町家の特徴となっている。地区中央の通りには、間口の比較的広い町家が連続して残る。
金沢市東山ひがし伝統的建造物群保存地区は、江戸後期の茶屋町創設時の敷地割をよく残すとともに、今日では全国でも希少な茶屋の様式の意匠的に優れた伝統的建造物が多数残る。特に、町屋の正面の格子の意匠などには茶屋町の繊細かつ華美な様式がみられ、二階正面を高くして軒高を揃えた町家が通りの両側に連続して建ち、茶屋町の特徴ある景観をよく今日に伝え、我が国にとって価値が高い。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す