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私たちの身の回りには、様々な種類の化学物質から作られた製品があり、私たちの生活になくてはならないものとなっています。
これらの製品は、製造する時、使用する時、廃棄される時などには様々な化学物質が大気、水、土壌といった環境中に排出されます。
これまでは、人の健康や生活環境に被害をもたらすような有害化学物質の排出について規制が行われてきました。しかし、化学物質の中には環境へ排出されたときに人体や生態系にどのような影響を与えるのかよく分かっていないものが少なくありません。また、化学物質を取り扱う事業者も、多くは、化学物質を取り扱う過程において、化学物質をどれだけ環境中に排出しているかを把握していません。
そのため、どんな化学物質がどこからどれだけ大気、水域、土壌などへ排出されているのか、ということを把握する新しい仕組みがPRTRです.。
PRTRとはPollutant Release and Transfer Registerの略称です。これは、有害性のある多種多様な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたり、廃棄物として運び出されたか、というデータを把握し、集計し、公表する仕組みです。
PRTR制度によって、事業者は環境中へ排出されている様々な化学物質(規制物質も含む)の排出量を自ら把握し、届け出ることになります。このような把握を通じて、また、同業他社等のデータと比較することによって、化学物質の自主的な管理の改善を進めることができ、無駄な排出を抑え、原材料の節約などが図れます。
国や地方公共団体は、このPRTRのデータを環境保全施策、化学物質管理施策の基礎データとして用いる事ができ、化学物質対策の優先付けや対策の進捗状況の把握、環境リスクの評価などに活用することができます。
県民は、化学物質の排出の現状や環境リスクに関する理解を深め、行政や事業者が有する情報の提供を求めたり、自ら有害性のある化学物質の使用を削減することができます。
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