ホーム > 連絡先一覧 > 土木部営繕課 > 主要建築物概要(進捗状況等) > 旧県庁舎本館南ブロック(しいのき迎賓館)改修工事
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「兼六園周辺文化の森」には、金沢城、兼六園を始め、石川四高記念文化交流館(旧第四高等中学校)、歴史博物館(旧陸軍第九師団兵器庫)など、江戸から明治、大正、昭和の各時代の資産が集積している。
南ブロックは、このような歴史的文化的景観と一体となるよう、歴史的外観を残しながら、時代にあった利活用を図り、新たな文化を育み、にぎわい創出に貢献するものとして保存再生する。
外観については現状の外観を保存し、損傷部分の補修を行う。内部空間については、歴史的価値が高い部分について意匠保存を行う。
地震に対する安全性を確保するため免震構造とし、既存の構造体を活用する。
外壁を透過性が高いガラス張りにすることで、十分な眺望を確保すると共に、新旧の共存による調和を図る。内部は既存建築物と一体的な交流、休憩スペースとし、既存建築物で対応が難しいバリアフリーに対応した出入口、障害者用駐車場、エレベーター、地下機械室等を設ける。
1階部分は交流プラザ、カフェ、石の広場から芝生の起伏越しに「お堀通り」の車の喧噪を感じさせない眺望を確保する。2階には金沢城石垣やいもり堀の景観を楽しむための、ロビー等を設ける。3階には中央階段北側部分に石垣を見渡すための「眺望の回廊」を設ける。
新たな文化の創造の場として、学術、芸術、伝統文化などに係わる機能を持たせ、併せて県民の交流やふれあいの空間を整備する。
1階 ギャラリー、カフェ、交流プラザ機能
2階 レストラン、ロビー、多目的会議室
3階 国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティングユニット、大学コンソーシアム石川など知的活動拠点
誰もが安心して利用、交流できるようにバリアフリー化を図る。施設内にはバリアフリー対応エレベーター、トイレを設け、誘導用床材や触知図などを適切に配置する。
維持管理費を抑えるため、空調、照明などの各設備システムは、各施設の利用状況に合わせて制御できる個別分散型のシステムを導入する。
正面側
増築棟
増築棟夜景
30,176.30平方メートル
既存部分 RC造 地上3階 塔屋1階 延べ面積 3,172.2平方メートル
増築部分 S,SRC造 地上2階(一部3階)地下1階 延べ面積 1,715.7平方メートル
複合用途(事務所、ギャラリー、飲食店)
平成18年度 基本構想プロポーザル、県庁跡地等活用基本構想策定
平成19年度 基本・実施設計(山下設計(株))
平成20年度 建設工事着工
平成22年3月 完成、4月オープン
主要室:ギャラリー、レストラン、会議室、事務室
主要室:交流プラザ、カフェ、ロビー、地下機械室
1Fは、石の広場と一体感を持たせたホールとカフェ。バリアフリートイレ、授乳室等を設置。
外壁は全面ガラスのカーテンウォールとし、いもり堀や金沢城の石垣を眺望できる空間とする。
建物北面に石の広場を設け、イベント等に対応。敷地の多くは芝張りとし、親水空間(せせらぎ)や築山を設け、県民の憩いの場として整備する。
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