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更新日:2025年2月17日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和7年2月14日 -

令和7年2月14日(金曜日) 17時00分~

記者

   能登でトキの放鳥の方が決定したということを聞いて、まず率直にどのように感じたか教えてください。あともう1つ、今後トキの放鳥に向けて具体的に進めるに当たってしなければいけないこととか、見えている課題というものがあれば教えてください。

知事

   感想について私から申し上げて、しなければならないこと、課題については生活環境部長から答弁いたします。感想としては、最速でこれまでのトキ放鳥に向けて様々な取り組みをしてきたことが、実効性のある取り組みとして、政府側、環境省に評価をいただいたと、そのことについては県民の皆様に心から感謝を申し上げます。ご協力いただき、ありがとうございました。しなければならないこと、課題については、生活環境部長から報告いたします。

生活環境部長

   今後やらなければいけないことにつきましては、今、知事から説明いただいたように、来年の7年度予算の方で取り組んでいくと、準備をしっかりとしていくということになります。ケージですとか、それもどのようなものがいいのか、細かいことを言いますと、天敵とかの課題はあります。佐渡にはイノシシとかはいないというようなことも聞いていますし、そういったものを、こちらの本州ではどのようにそのケージで守っていくのか、みたいなところは課題になっていくのかなと思います。そういった検討の経費というのを、来年度予算にちょっと入れさせていただきたいなと思っています。また、国の方で特に餌とかそういうところは十分だというお墨付きいただいたと思うのですが、これからは、モニタリングですね、飛んだ後、定着というか、そういうモニタリング体制をしっかりしてねと、国の方からも言われていますので、そういったことを構築していかなきゃいけないと思います。 あとは地域活性化のブランド化ですよね。このトキを活用したブランド化についてはこれから来年度、ちょっとしっかりと着実にしていきたいというふうに思っています。

知事

   私からは1点ですね。皆さん、令和8年度、時期については、今後、国と調整しますが、令和8年度中、来年上半期中ですよね。なんでこれしつこいかというと、来年度の上半期中、復興の工事がどこまで進んでいるかということは、私は大きな課題だと思っています。トキを思わずトキさんと言いたくなりますが、私みたいにそんな鈍感じゃないでしょ。とすれば、来年のどの時期かにもよりますが、復旧復興の工事がまだ継続していると考えた方が良いですよね。そのことは、私は大きな課題だと思います。やはり、ガーッとか、ダダダダーという工事が行われている近辺は、ちょっと考えづらいと思うのですが、生活環境部長いかがでしょうか。

生活環境部長

   おっしゃる通り、トキは里山で田んぼで暮らしていく鳥ですので、びっくりするとやっぱりちょっと逃げてしまうと思いますので、大きな音とかは良くないと思います。

知事

   ここは私は嬉しいですよ。嬉しいですけども、その放鳥の場所を決定するだけじゃなく、モニタリングを継続しなきゃいけませんから、トキの皆さんが、定着をしていただかないと、まさしく意味ありませんよね。放鳥しました、終わり、ではない。ここですよ。放鳥して終わりではないとすると、いわゆる、生活環境部長が言ったような、静謐な環境、定着定住していただくような、そういったことが、私は1つの課題として、重要視する必要があると思っています。したがって、当然、復旧復興はしっかりと進めさせていただきます。頑張ります。予算も取りますし、今たくさんの公共事業をしなきゃいけないので、交通整理も必要です。これやりますが、ガガガガ―とドドドンという、トラックが走ったり、工事をしているすぐ隣に、トキさんどうぞ、とはちょっといかないんじゃないかなと、率直にそう思ってますので、私は素人でありますので、それこそ環境省のご指導、また今、部長が担当しておりますので十分にコミュニケーションを取って対応したいと思います。

記者

   復興復旧とトキの放鳥の両立というようなことも課題というふうにおっしゃいましたけれども、被災地の方も含めて、地域住民の方も含めてこれから、これまでもありましたけれども、トキ放鳥の意義っていうのを改めて共有して共感していただくことも。

知事

   これまで世界農業遺産、能登の里山里海を認定いただいて、この9市町がいかに環境配慮型の農業をはじめ、自然保護、保全こういう活動にいかに協力をして取り組んでいたのか、特に、私はJAのグループの皆さん方、また漁連の皆さん方、自然環境を守るために、また稼がなければいけませんから、そういう困難なミッションがある中で、ご協力いただいてきた。私は協和の姿勢、これは高く評価し、感謝したいと思いますし、そういったことが認められて、世界農業遺産として認められました。FAOの評価が極めて高いということは、地元の団体をはじめ、生産者の皆さんのご協力のおかげです。本当に感謝しています。

記者

   頑張っていただいたということを認めつつ、これからも広く県民に向けたPRも進めていかないといけないのかなと思うのですけれども、改めてそこにどう取り組むかですとか、意気込みをお願いいたします。

知事

   ここは丁寧にしつこく、やっぱり脅かしちゃいけませんし、よくカメラマンが、トキの羽ばたきを撮るために、わざと石を投げたりとか、そんなことする人いるのですよ、いたのですよ。それは村本義雄さんからも散々聞かされております。 とりわけ、子供たちにこういうことはしちゃ駄目だよねって、同時に私ども大人もトキの放鳥受け入れる、態度、姿勢こういったことは、また報道の皆さんにもご協力いただきたいと思います。

記者

   自治体や農業関係者への感謝の言葉を、多く知事は口にされましたけれども、率直に喜びみたいなところがあれば、喜びを感じるようなところがあればその点を教えてください。

知事

   朗報ともはっきり申し上げて良いと思います。私も昨年来、大変悲しいニュースが多く、石川県から発せられる中で、我が国で一応、私、今聞いているところでは能登だけと聞いております。選んでいただいた、それは、本当に今申し上げた通り、関係団体、取り組んで来られた皆さんのおかげでありまして、それが復興の象徴となるというのは間違いありませんので、長い間の取り組みもありながら、地震、豪雨災害からの復興の途上にある石川県民にとりまして本当に大きな朗報であるということをお伝えしたい。

記者

   復興の象徴と今知事もおっしゃいましたけれども、人を呼び込む点だとか、地元の人を元気付けるとかそういった点でトキの放鳥に期待することを教えてください。

知事

   ブランド戦略の方も広報の方も含めて、農林水産部も含めてブランド化ということは戦略として進めてまいります。また、観光に関しましては、今いける能登、そういう、そろりそろりとスタートしたところでありますので、トキの放鳥決まりました、500万人来てくださいという、そういう筋合いのものではないので、まずは静かな環境で、観光の皆さん方にも受け入れできるようなそういう丁寧な取り組みをしていきたいと思っています。また、昨年来打ち込んでおります、修学旅行の防災教育も含め、里山里海というテーマでの修学旅行の営業もしてございます。ここにやはりトキの放鳥といったことを象徴的にも組み込んでいきたいと思っています。つまりトキを見に行こうというのではなくて、トキが本州で初めて放鳥された能登ってどういうところ、震災もあったけど、能登の自然環境、能登の人の優しさ、自然との関わり、また祭り文化を一体的に、1つの能登の文化というものがトキ放鳥の大きな決め手になったという認識をしておりますので、そういうことを通じてPRしていきたいと思います。

記者

   トキの放鳥に関して、能登の現地の取材の中で、餌場の確保だったり、地震の影響があるんじゃないかって不安視されてる声を聞いているのですけど、知事はそれをどういうふうに受け止めてらっしゃいますか。

知事

   その通りだと思います。

記者

   どういうふうに対応していきたいとかありますか、団体に対してもそうですけど。

知事

   まさしく、先ほど私が申し上げた、復興事業が来年終わっていると思いますか。しかし、復興事業は私ども進めなければなりません。加速化もします。そのための予算もしっかりと獲得を目指しています。そこでいわゆる合一性を持って、進めていくとなれば、場所の選定がやっぱり一番大きな課題となってくるのだろうなと思っています。同時に、こうして、能登でのトキ放鳥は決まりましたよ、という中で、関係団体を始め、9市町、農業生産者含めて、能登でトキをお迎えするための取り組みってどういうふうにしてったらいいんだろうねってのは結構ちょっと具体的にPRし、市町と市町の議会関係団体、特にJAの皆さん方、もう一つは水、餌は大きな課題です。風力発電もございます。そういったことへの配慮、あらゆる配慮っていうものをしていきますというのが大事だと思います。

記者

   これから定着に向けた取り組み必要で水田を守る農家さんというのは、とにかく大切な存在なのかなと思います。ただ、地震とか豪雨で、被災されて、ある地区では亡くなられたり、あとは人手不足だったりで、モデル活動はできなかった地区もあると聞きました。そういった農家さんへの支援というか、経済的にブランド化っていうのはよく話し合っていると思うのですけど、マンパワーとか、そういったところも含めた農家さんへの支援っていうのを教えてください。

知事

   これはまた日を改めて、詳しく聞いていただきたいと思いますが、当然、今、穴水町にございますJAのと復興支援センター、そこでワンストップで様々な農業生産者の皆さんの苦しみ、あとは生産回復に向けての費用の問題とか、生産の継続性、また農地をお借りして、代替の農地で生産継続するとか、非常に結構きめ細やかな相談に対応する体制ができています。そこでしっかりと、おっしゃったような課題はあると私は思っていますので、対応し、また、JAのとに置いてある営農のためのワンストップ支援センター、ここにおいても、トキの放鳥を受け入れました、良かったですね。では、それと両立するのかどうか。当然両立させなければいけない。両立するためにどういうふうにしたらいいのかというコミュニケーションを私はとる必要があると思っています。農林水産部長と生活環境部長が同席しているように、今後とも県としては、この大黒柱2本、2本柱体制で地元とコミュニケーションとりながら課題を乗り越えていきたいと思っています。

 

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