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更新日:2025年2月17日

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記者会見の要旨 - 令和7年2月14日 -

令和7年2月14日(金曜日) 17時00分~

会見資料(PDF:535KB)

知事

  先程、環境省から令和8年度上半期中を目処に能登地域でのトキ放鳥を決定したとの発表がありました。国の特別天然記念物であるトキの放鳥は、これまで全国でも佐渡島だけで行われてきました。本日の決定により、本州最後のトキの生息地である能登が、本州最初のトキの放鳥地となります。

  本州最後のトキ能里は、昭和45年に能登で捕獲され、繁殖のために佐渡に移送されました。能登地域でのトキの放鳥は、まさに半世紀ぶりに、トキが石川能登の大空を舞うという夢でありまして、この夢の実現に向けて、令和4年度に能登の市町や関係団体の皆さんとともに、能登地域トキ放鳥受入推進協議会を設置し、早ければ令和8年度の放鳥という目標を掲げて、様々な取り組みをしてまいりました。具体的には、地域の方々のご協力もいただきながら、トキを受け入れる生息環境の整備のためのモデル地区の設置、横展開、餌資源量を把握するための現地調査、さらに、県内各地でのイベントや、シンポジウムの開催、子供たちへの環境教育、トキめきボランティアの実施などを通じた気運醸成など積極的に取り組んでまいりました。今回、これらの石川県としての取り組みが国として高く評価をいただき、最速での能登での放鳥実現に繋がりました。加えてこの放鳥決定は、能登の皆さんによって守られてきた、世界農業遺産、能登の里山里海が、トキが暮らしていけるほど自然豊かであると、国からお墨付きをいただいたということになると思います。長年トキの保護活動に取り組む、今年でちょうど100歳となられます、県のトキスーパーバイザーである村本義雄さんを始め、ご関係の皆様に改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

  県では昨年の能登半島地震、奥能登豪雨からの復活プランである、創造的復興プランのリーディングプロジェクトの1つとして、トキが舞う能登の実現を挙げておりますが、これまでの取り組みは様々申し上げましたが、本日、大変嬉しいお知らせをいただき、トキ放鳥を創造的復興にしっかりと繋げてまいりたい、この決意を新たにしました。そこで、創造的復興のシンボルとして、1年余り後に控えております、トキ放鳥を成功させるために、令和7年度予算では、トキを放鳥するためのケージ設置に向けた検討、トキのモニタリング体制の検討・構築、放鳥決定を記念したイベントなどの開催、放鳥を活かした地域活性化に向けたロゴマークキャラクターやPR動画の制作、こういったことを検討しております。トキ放鳥の実施に向けて万全を期すべく、引き続き、国とも連携しながら、県、能登の9市町、関係団体が一致結束して、放鳥準備の総仕上げを着実に進めてまいりたいと思います。

  また、具体的な放鳥場所についてですが、現在ございます、能登地域トキ放鳥受入推進協議会の中で検討し、今後、国とも協議しながら、今年の7月頃を目途に決定してまいります。以上、私からの報告となります。

 

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