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更新日:2025年1月24日

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記者会見の要旨 - 令和7年1月23日 -

令和7年1月23日(木曜日) 14時00分~

会見資料(PDF:1,701KB)

知事

    今日は、まず3点、これまでの施策、またこれからの施策、その代表的なものを取り上げて、状況報告を最初に3点させていただきます。よろしくお願いいたします。では、スライドを見ながら。のと里山空港を活用したツアーであります。9月から始めました。どうだったかということで、報告いたします。今行ける能登ツアーでありました。それから12月25日に能登羽田便が復便化をして、非常に使いやすくなったということもありまして、今後もこうしたツアーの造成に取り組みたいと思っております。では、結果どうだったかまず報告。復興応援ツアーは、阪急交通社と連携して9月から11月、3カ月間実施したところ、800人の目標をしておりましたが、なんと目標を超えて900人首都圏から能登に訪問いただき、ありがとうございます。他の旅行会社にも旅行商品の造成を働きかけて、クラブツーリズムさんも造成をしていただき、現在、販売中です。ぶらり能登ねっとで紹介をしてございます。ふらり能登ねっとでの復興応援ツアーの紹介ということでこういうふうに紹介をしてございます。これ協議会のホームページ。県のホームページからも飛べる。なるほどいいですよね。もう一回元に戻って、震災を学ぶ旅というのを企画いたしました。旅行会社と連携して、企業団体に提案して10月からやったところ、まず、横須賀商工会議所から来ていただきました。また、東京農業大学さんが参加をしていただきました。のと里山空港に入って、地震が発生したときの対応の説明をのと里山空港でして、それから今行ける能登の施設見学をしていただきました。今後とも、こうした視察、研修旅行が増えることを想定しておりまして、企業、団体様に提案させていただきたいと思っております。全面的に能登へという状況ではない。これは交通の問題と宿泊所の問題で、なかなか全面的にとはいけないのですが、可能なところもございますし、また、観光に関する産業の皆さんを応援するためにも、ご活用いただきたいということであります。

   次のページ。12月の補正予算で調査費でしたね、つけたのが。被災古民家を壊すのをちょっと待って、保存活用に向けた相談窓口を作って、残した方がいいんじゃないか、活用した方がいいんじゃないかということで、まず、調査費をつけて相談窓口を設置したところ、現状報告をいたします。まず、先月、受付を開始しました。補正予算が通った後、被災した古民家の保存・活用に向けた相談窓口への件数が、1月20日現在で96件。96件は多いのか少ないのか、浅野副知事。

浅野副知事

    まずまず出足は順調。

知事

    どういう声があったかということを報告します。輪島市の住宅が半壊の認定を受けて、金沢市のみなし仮設、アパートに住んでおりますが、できることなら修繕して、輪島市に住み続けたいという声。おそらく修繕する度合いとか、金額等の問題があるのだろうなというふうに拝察いたします。また、県外に住んでいるが、住んでいない家屋を賃貸に活用できるか見てほしいと。これは、まさしく事業に向けての古民家再生という考え方と存じます。そこで、相談窓口では、相談者からの要望に応じて、現地で調査も実施して、調査結果を踏まえて、修繕方法や、修繕にかかる金額の相場の提示、民泊施設や飲食店舗、賃貸住宅といった活用方法の提案。活用事業者の紹介。そして修繕や、改装業者の紹介などを実施してございます。これは、皆さん、相反するアクセルとブレーキというふうにもご指摘できると思います。つまり、10月までに公費解体、来年3月いっぱいで廃棄物処理というアクセルを踏みながらも、ちょっと待てよ、というブレーキも踏んでいるのは、相反するのではないかという指摘もあろうかと思いますが、昨年、バンバン公費解体を進めてきたときに、やはり当事者、持ち主で、非常にいろんな感情や選択肢をお持ちの中で、やむを得ず解体の申請をしたという人もいます。また、解体の申請をしたけれども、業者とのマッチングがうまくいかず、待っている。待っていた間に考え直したと。待っている間に、県がこういう調査をやってくれるのだったら、話を聞いてみようかなと。また、エリアごとに非常に古民家の密集したところ、やっぱり残した方がいいんじゃないかという、建築人会議などからの指摘もいただいて、そういうエリアでの説明会、こういったこともさせていただきました。今年はこれ、さらに増やします。10月までの公費解体と廃棄物処理を進めるのは当然。ここはここでしっかりやります。と、同時に、こういう調査も行って、非常に迷っておられる方もいらっしゃいます。自分で何とかできなくても、それを事業者が買い取って有効に、民泊やレストランや宿泊業に活用してもらえるのであるならばと、こういったお悩みの方に、改めて相談窓口にお申し出をいただきたいということで、改めて申し上げました。なので、冒頭申し上げたように、96件が多いのか少ないのか、という評価は、ちょっと私はしづらいです。非常に、今、仮設住宅にお住まいの方などに、今後のお住まいの終の棲家についての意向調査をやっている段階でもあります。非常に家族の中でも議論があったり、親子で方向性が違ったりするということもありますので、これやっていますから、まずは相談してくださいということで、今日改めて申し上げました。

   次。今の話ですが、古民家の保存活用を広げるために、相談窓口だけでなく、なんと区長や住民を交えた意見交換も実施しております。今までやってきているのですが、1月8日に皆月区で行いまして、大変な反響をいただきました。1月22日、昨日、能登町の岩井戸地区で旧能登町の地域でやりました。1月30日には輪島市の金蔵地区と、輪島市の白米地区でやります。やはり、非常に思い入れのある被災者の率直な思いと、それから今後の選択肢をお示しをしたいと思っています。多くの声をいただいていることを踏まえて、能登地域6カ所で新たに相談窓口も設置いたします。拡大相談窓口として、輪島の市役所2階ロビー、珠洲の産業センター1階窓口ブース、能登町は役場の1階ロビー、志賀町は志賀町役場と富来の活性化センター、空港で奥能登総合事務所の4階、こちらの方で、古民家、お家を解体すべきか。いやいや修繕して、有効活用すべきか、自分が活用すべきか、事業者がいるんだったらおまかせしてもいいのか。そういう相談に乗りますので、ぜひご活用いただきたいと思います。では、浅野副知事、担当しておりますので。

浅野副知事

    補足をいたします。今、知事からご紹介ありましたが、各地での説明会というものを始めております。昨日も能登町の旧能登町地区で、区長さん皆さん集まっていただいて3、40人の、これは町が開催している区長会のところで時間をいただいて、まず区長さんにこういった取り組み、もし集落ごとに説明会が必要であれば、私や復興部長や復興推進課長が、手分けして回っていきますし、そこに建築士の先生方、まさに能登復興建築人会議や、古民家再生協会の方々も、一緒に回って説明をしていく。そういったことをやってまいりますよとのアナウンスもさせていただいております。ですので、これ実は市町のLINEを通じてもアナウンスをしておりますけれども、ぜひ報道の方々からも、こういったものあるんだよということを、早速もう既に記事にしていただいている会社さんもありますけれども、ぜひ広く広報いただけると大変ありがたい。要するに、もっと早く欲しかったと、いろんな声も伺いますし、ここからマッチングがうまくいくかどうか、まだ結果はよくわかりませんが、まず知らしめることが大事だと思っておりますので、重ねてお願いいたします。

知事

様々な修繕をして住む、修繕をして有効な使い方があると、提案をたくさんいただいていて、同時に持ち主さんとのやっぱりマッチング、話し合いの上でまとまるのであるならば、正直やっぱり能登の風景にあったあの古民家はできるだけ残してあげたいなとそんな思いであります。

 

   次、広報の方でやっていただいております、震災の記憶・復興の記録の公開であります。能登半島地震のアーカイブを発表することになります。地震・豪雨の被害状況、また、復旧復興の過程で得た教訓や、知見が記された資料、これを被災地町や国、全国の自治体、民間支援団体などから収集しておりまして、来週29日から順次公開をすることになります。いわゆるデジタルアーカイブ、震災・豪雨災害で何が起こったのか。できればその起こる前の姿はどうだったのか。どういうふうに復旧しているのか。これから目指すべき姿はどうなのかを考えたり防災教育に活用したりと、こういうふうに考えております。まず、資料の収集状況を申し上げます。まず、今回、地震発生から応急復旧までの初動対応期、昨年の1月から3月の3カ月間を初動対応期と括りまして、ここを中心に資料収集してございます。提供機関は、すでに150機関から提供をいただいております。収集点数は2万点に上ります。およそ。写真が約1万7,000点、資料は約3,000点、映像、動画約100点などであります。この収集した資料は、来週29日に約500点、今年度末に、さらに3月、さらに約500点を公開いたします。アーカイブは今後の復旧復興の過程も随時記録し、複数年をかけて構築します。つまり、アップデートしていきます。いうことであります。当然、私ども県として責任を持って公開する以上は、いわゆる個人情報とか、プライバシーには当然配慮した形で、厳選をして提供するということになっております。次のページ。このアーカイブの機能としては、まず、探す機能、資料の検索機能がございます。フリーワード検索とか、分類や、キーワード検索や、位置検索は3月末に実装いたします。知る。地震の被害復興への歩みなどですが、収集資料に基づいて、体系立てて記録などを整理いたします。これは災害対応等に関する記録となります。それから被災箇所の3Dモデル、これはちょっと見たのですが、すごいですね。東京大学と連携し、制作した3Dモデル11カ所を公開いたします。被害を立体的に記録して様々なアングルから被害を把握することが可能であります。集める。資料の収集機能もありまして、専用フォームで一般の方々から写真動画を集めて、アーカイブで順次公開をいたします。それから公開資料の充実。一般の方々からもぜひご応募くださいということで、集める機能も持たせてございます。伝える。これも大変大事だと思います。いわゆる語り部の皆さんですが、被災者支援者の体験談を収集収録してお伝えいたします。市町、大学などと連携して集めた。被災者支援者の体験談、生の声を公開いたします。実経験に基づく貴重な教訓となるものと思われます。お医者さん、看護師さん、薬剤師さん、それから、お子さん方、小中高校生など、体験をした経験をした、直接支援をいただいた皆さんの生の声を収集してお伝えするというふうに考えてございます。こうして、私達の経験や記憶を記録して、未来に繋げる必要があるのではないかという観点でアーカイブを充実いたします。

戦略広報監

    コンテンツの見本の動画がございますので、それを流させていただきます。

知事

    私の感想なのですけれども、3D映像、今ご覧いただきましたよね。ちょっとご覧ください。3D。これ海底隆起した外浦のエリアですが、これドローンで撮っていますよね。災害から丸一日じゃなくても明るい時間帯に、4、5時間一気にドローンを飛ばせば、災害救助とか、罹災証明とかに私はこういうのも活用できるんじゃないかなと率直に感想として、私は思いました。今回アーカイブとして、きちんと個人情報、つまりリアルなものを流すわけにいかないので、いわゆるご遺体とか、人も写してはいけないので、ちゃんときちんと編集して出していますけども、やっぱり災害の救難救助、人命救助、罹災証明等に、私はドローンを活用できるんだろうなということを改めて実感をいたしておる次第であります。
 

 

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