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令和6年8月8日(木曜日) 15時00分~
まず最初に、来週からのお盆を迎えるにあたりまして、県民の皆さまに改めて感染対策をお願いしたいと思います。新型コロナウイルス感染症の1医療機関当たりの感染者数は、6月下旬から増え始め、直近の7月29日から8月4日の週は16.42人となり、6週間連続で増加しております。石川県では、昨年同時期と比べると低い数字ではありますが、例年、全国と同様、お盆の時期に向けて感染拡大する傾向があります。換気、手洗い、手指消毒のほか、帰省などで人と会う際には体調管理に十分注意をし、医療機関を受診する際などにはマスクを着用するなど、場面に応じた適正な対応をお願いしたいと思います。また、大変暑い日が続いております。熱中症の予防対策、この徹底もお願いしたいと思います。熱中症とみられる症状で、救急搬送された方の数については、本年は、7月に324人と急増し、搬送者数が大変多かった昨年の362人に迫る数となっています。今後も暑い日が続くことが予想されますので、暑さを避けて、室内ではエアコンを活用していただき、こまめな水分・塩分補給を心がけて、高齢者や障害のある方に対して、熱中症にかかりやすい傾向がありますので、ご配慮をお願いします。熱中症の予防行動と十分な睡眠や休養をとる、こうした体調管理をお願いします。
続いて、スライドの資料をもとに報告させていただきます。スライド1、まず「石川の農林漁業文化賞」の創設についてです。これまで、石川県の農林水産分野の知事表彰は、主に個人を対象に実施してまいりました。しかし、農林水産物のブランド化や里山里海の振興などには地域や産地を支える組織、団体が、大きく貢献しております。また、近年、国、県の農林水産業の施策は、その対象を担い手個人だけでなく、多様な農業者等の参画による地域づくりや、産地活性化などを推進していく流れとなっています。さらに、農林水産業は各地の食文化をはじめ、地元の風習や祭礼などに深く関係しております。人口減少の中で、本県の農林水産業の振興と、農林水産業の営みによって育まれた多様な文化の維持、発展に向けて、地域や産地の取り組みが、今後、より一層重要であるとの思いが、石川県と北國新聞社双方で一致いたしました。そこで、石川県と北國新聞社が共催をし、新たに「石川の農林漁業文化賞」を創設することになりました。8月下旬から、募集を開始し、市町、関係団体から推薦を受け付けて、10月以降に県と北國新聞社による審査委員会が書面審査や現地調査により選考を行います。毎年3団体を表彰する予定です。12月から来年1月に表彰式を予定しています。こうした、新たな表彰制度を通じて、個性豊かな農林水産業を盛り上げて、文化の承継と発展につなげてまいりたいと思います。
次、スライド2をご覧ください。復興フェア「のともっとMARCHE TOKYO」の開催です。能登の復旧・復興に向け応援消費を促進します。6月補正予算で措置した3大都市圏での復興フェアについて、今月20日、第一弾として東京で「のともっとMARCHE TOKYO」を開催します。会場は、東京駅からアクセスが良く、多くの買い物客が訪れる丸の内ビルディングで行います。約20の生産者などが出店し、能登野菜や能登牛、イカ、日本酒など、能登を中心とした県産農林水産物や加工品の販売等を行います。当日は、私も会場に行き、来場される方に、その魅力を直接お伝えします。また、能登の農林漁業者の復旧・復興の現状を伝える写真や動画の展示、さらに松井秀喜さんからのメッセージ動画の放映等も行って、応援気運を盛り上げたいと思います。また、「のともっとMARCHE TOKYO」の開催日から9月2日まで、丸の内ビルディング内や東京駅周辺のレストラン約20店舗で、能登牛や県産米などの県産食材を使用した料理を提供する「レストランフェア」を開催し、能登の食材の魅力を実感いただきたいと考えています。今後、11月上旬に愛知、11月下旬に大阪、来年2月頃に京都、来年3月に県内での復興フェア開催を予定しております。フェアを通じて応援消費の促進を図るとともに、被災された農林漁業者の生業を継続する意欲の喚起につなげてまいります。
スライド3ページです。「応援消費おねがいプロジェクト」については、能登産や石川県産の商品を扱う飲食店、販売店などにおいて、県のホームページから無料でダウンロードしたロゴを、店舗や商品に貼っていただくことをしていただいています。県内外で応援消費の機運を高めて、能登の復旧、復興に向けて継続的な支援をいただけることを目指して、2月から展開しております。すでにロゴマークのダウンロード数は23,365回となっています。プロジェクトは、当初想定した以上の広がりを見せており、今月1日からは、日本郵便北陸支社が、能登を応援する趣旨に賛同して、1 かほく市以南の郵便局から県外へ差し出される「ゆうパック」に「能登のために」のロゴシールを貼り付ける取り組みをしていただき、また、2 かほく市以南の郵便ポストにステッカーを貼り付ける取り組みを開始してくださっております。これを利用されたお客様からも、「金沢から能登を応援できて嬉しい」「早く復興できるよう応援しているので、是非貼って下さい」といった声をいただいております。大変好評とのことであります。この他の取り組みとしては、ロゴマークを金沢駅や北陸自動車道のパーキングエリアのデジタルサイネージで掲出いただいております。音楽ライブのようなイベント会場で、掲出いただくという使い方もされています。先ほどご紹介した復興フェア「のともっとMARCHE TOKYO」はもとより、今後もさまざまな事業者や団体にロゴマークを活用いただくことによって、県内外の皆さまに、引き続き、能登に心を寄せていただき、事業者の支援と地震の風化対策につなげてまいりたいと思います。皆さん方もあちこちでこのロゴマークをご覧いただいて、ご協力いただいておりまして、大変感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします。
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