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更新日:2024年8月9日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和6年7月30日 -

令和6年7月30日(火曜日) 14時00分~

記者

   仮設住宅のことについてお伺いします。542戸に関して、最も遅いもので11月中という表記があったのですが、なかなか建設に向けて尽力されている最中だとは思いますが、知事、率直にこの11月までもしかしたら入居できない人がいるということに関して、どのようにお感じか教えていただけませんか。

知事

   本当に申し訳ないと思います。ただ、市町からの要望で、当初からの仕様の変更等ございました。また事業者も懸命に建設もさせていただいております。そういった中での、こうした遅れになったということでありまして、当然、今日こうして正確に報告させていただいておりますが、市町におかれましても、希望者に対して説明がなされていると承知しております。

記者

   今日の会見とは別になるのですが、報道の中で、今月25日、東京に出張された際、所得が低い方が一次避難所に滞留されたという発言があるのですが、そういう発言は事実なんでしょうか。

知事

   改めて、先般もご指摘いただいたので、表現を丁寧にした方がいいと思って、その時も、訂正といいますか、表現を改めさせていただいて、様々な事情で、いわゆる避難所にとどまらざるを得ない方がおられます。そこまでにしておきます。

記者

   改めて、今の資料だと、なかなか入りたくても入れないというか、仮設もできていないので、入居できないという方ももしかしたらいる中での発言なので、少し誤解とかを与えたりする表現かなと思うのですが、改めてそのことについては。

知事

   具体的な、どういう様々な事情、困難があるかということについて、言及は控えたいと思います。今日は、仮設住宅のことを申し上げておりますので、仮設住宅の建設、原則8月でありましたが、542件について、具体的な理由でどうも受け入れるのは、11月中になる見込みということが出ましたので、そういう方もおられますし、その他の事情の方もおられますとういうことに表現させていただきます。

記者

   仮設住宅の件でお伺いするのですが、建設途中に設計変更、仕様変更というのは、具体的に、例えばどういったことがあったのかっていうのをちょっと教えていただけますか。

土木部長

   例えば、もう設計がある程度詰まってきた段階で、戸数を増やして欲しいというオーダーがあった事例がありました。そうすると、もう1回レイアウトとか設計をやり直す必要が生じますから、そういった事例、それとあとは建設の住宅のタイプで、そういったものの仕様の変更、そういったもので再度設計からやり直すといった事例があります。

記者

   その上でお伺いするのですが、特段いわゆる業者が確保できないとか、資材が手に入らないとか、そういった理由で、このケースは遅れているわけではないということですか。

土木部長

   おっしゃる通りです。当初から着工のペースというのは、熊本地震の時と、ほぼ同等のケース、地理的な不利な状況にも関わらず、そういったペースで進めてきましたので、そういったことで遅れるということはありません。

記者

   低所得者発言について、今、先ほどのお答えにあったんですけれど、これは改めてどういう意図でおっしゃったのかということと、ネット等で切り抜き、発言の切り抜きだという批判が出ていますけれど、それについてどう思いますか。

知事

   まず様々な事情で、一時避難所にとどまらざるを得ない方がおられます。その内訳を申し上げた訳でありますが、やはり配慮に欠ける表現だったとご指摘をいただきました。私もそう思いました。同時に、その発言をした背景は、行政の責任として、お一人お一人の事情に沿って対応する必要があると、実はその時もそういうふうに申し上げておりますので、従いまして、その2番目の質問については、お答えを控えたいと思います。

記者

   24日に阪急交通社と連携した能登の観光、今行ける能登のツアーの募集を始めたと思うのですが、今のところ何本かは、26本でしたっけ、そのうち何本か埋まっているというふうに聞いているんですけれど、知事として今、進捗というか、人気のほどは、どのぐらいだと受け止めていらっしゃるのでしょうか。

知事

   私は、そこの案件はまだ報告をいただいておりません。ただ今行ける能登で、いわゆる観光関係、事業者の皆さんが、やはり少しでも事業再開に向けて来ていただきたいという声に、応じていただいているということについて感謝しております。

記者

   今日、プロレス記念日ということで、たまたまだとは思うんですけれど、先日リングにも立たれて、普通の人はリングに立てば、どこに行ったらいいか分からないと思うんですけれど、知事は迷いなくリングのコーナーに行って、かなり満足そうな表情を浮かべていらっしゃいました。あの時に知事は防災服ではなく、スーツでいらしてたんですけれど、私の記憶では、知事が防災服でないのは初めてだったような記憶もあるんですけれど、あれはどういう意図だったのでしょうか。

知事

   それは明確で、実はあの前に祝賀会が実はございまして、祝賀会にさすがに個人的な、それから県としてもお世話になっている方でありまして、そこに防災服で出席すると失礼かなと思って、あの日は防災服を脱いで私服で参ったと、そういうことであります。

記者

   色々ファンの方々、10人ぐらいと話をしてみたんですけれど、知事プロレスやっても全然いいんじゃないかと。きちんと周囲と連携取った上でやるのであれば、日々体を鍛えていらっしゃる方であるし、むしろジャイアントスイングなんかを見せることで、石川県に関心がいったりとか、能登半島地震の風化が止まったりとかする部分もあるんじゃないかというような声が率直にあったんですね。これについて知事は、改めてあの大会に参加してみての感想も含めて、どういうふうに考えていらっしゃいますか。

知事

   まず大会を開催していただいて、チャリティーとしてご支援をいただいたことにまず感謝しています。私自身のプロレスの大会に出場するということについては、正直言いまして、今は復旧・復興に全力投球している状況でありますので控えたいと思っています。

記者

   商店街の復旧・復興に向けた支援の関連でお伺います。スライドの最後に、県民の皆様には、こうした商店街の活動に関して、応援消費という形での支援をお願いしたいとありますけれども、おそらく夏休みも入りまして、復興支援ツアーの件もあって、県外の方も被災地に関心を寄せていて、行きたいっておっしゃる方は多分一定数いらっしゃると思うんですね。ただ、まだ何か、行っていいのかというような声が、私の個人ベースでも伺うんですけれども、そういった方々への呼びかけのようなものがあれば、伺いたいです。

知事

   情報を私どもも発信しています。今行ける能登ということであります。今行ける能登、そういう表現の方がふさわしいと思います。つまり行けない能登も正直ございます。なかなか厳しい状況で、しかし、今行ける能登、そしてお客様を待っていらっしゃる様々な小規模事業者や商店でも、できるところとできないところもございます。キッチンカーなどで、イベントなどで営業をしっかりやりたいと、特産品を出したいとおっしゃっているところもございます。また、被災6市町でも、やはり輪島や珠洲でも、営業できる場所があるんです。また逆に、羽咋とか七尾でも大丈夫な場所もあります。それこそ奥能登全部が駄目なわけじゃなくて、十分に再開できる、むしろそれで応援消費をしていただくことが助けになるというところもありますので、県の広報ももちろんですが、市町や商店街、事業者の皆さんとも連携して、どんどんそういったもののアピール、PRしていきたいと思っています。工夫して頑張ります。

記者

   今日発表があった仮設住宅の建設見通しの関係で、1ヶ月前の6月27日に開催された記者会見でも、希望戸数発表されていたと思うんですけれども、当時これ6,810戸となっていて、今日時点の数字とあまり変わらない数字だったと思います。この時点で、今まで8月いっぱいと言っていたものの軌道修正というものは、一定程度可能ではなかったのかなというふうにも感じるんですけれども、一方で、知事は最近まで、8月いっぱいの入居を目指すということは繰り返しこの言い回しは続けていらっしゃっていて、今日このタイミングでこの修正に至ったという状況をもう少し詳しく教えてもらえますでしょうか。

知事

   既に、原則8月中と申し上げてきたと思います。それはまさしく、今日の理由で説明したように、設計変更また増減、おそらく市町も意向調査を踏まえて、こうした変更の申入れがあったんだと思います。それを踏まえて、昨日の今日で、すぐこうした作業ができるものでもございません。市町とのコミュニケーションの中で、取りまとめを急いでおりました。私も8月中と原則申し上げてきた以上、7月最後の記者会見ということで、今の時点で具体的になったことはきちんと報告すべきであるということで整理をさせていただき、具体的な場所と完成予定日も含めて、皆さんに提供をさせていただいたということであります。

記者

   関連で、そうすると先月時点と今日時点とで、希望戸数があまり変わっていないとなると、今日発表されたこの詳細な見通しを持って、これは基本的にはもう状況は固まっていると考えていいのか、まだその希望戸数に変動があるということなのか、そのあたりはいかがでしょうか。

土木部長

   希望戸数につきましては、原則いつまでに締め切るということはありませんので、もし今後、また市町の方で要望を取りまとめて、仮設住宅に入りたいという方がおられれば、それはそれで対応するというふうに考えております。

知事

   これは私からも大事なポイントだと思いますので、申し上げたいと思いますが、意向調査をする、またご承知のように、罹災証明書と不服審査も受け付けております。また発災から7ヶ月が経過しました。この夏の時期等で、やはりご自宅も傷んでいる可能性はより高いと思います。そういった中で、最終的に仮設住宅に入居できるかできないかのいわゆるボーダーラインにいる方も、これは入居できる状況ではないかと、こういうことが建築士の皆さん方の判定や市町の職員の判定等によって、基準を踏まえて判断されるものと思います。したがって、それで原則という表現をさせていただいております。希望する方には、できる限り提供をしたいというのが本音であります。同時に、一旦締め切ったから、それで終わりとは思っておりません。様々な事情で、仮設住宅に入らざるを得ない方もおられますから、改めて柔軟に対応できるようにしていきたいと思っています。

記者

   今日の発表内容と離れるんですけれども、北陸新幹線の関係で、先週26日の建設促進石川県民会議で米原ルートも含めた検討を求める決議というものが採択されていたと思います。こちらの会議は、知事が名誉会長を務められていて、官民含めた組織の決議で、非常に大きな意味を持つと思うんですけれども、今後この新幹線の利用促進ですとか、早期の全線開業、また他県、福井を初め、他県との連携にこの決議というものがどういった影響を与えるのか、そのあたりを含めて知事のお考えを教えてください。

知事

   1点に尽きると思います。8月上旬に開催される与党整備委員会、ここでデータが示されると思っております。従って、今現在では、たらればであります。私は原則、小浜派として、沿線の知事の皆さんとともに活動しております。なぜ、たらればを決議に組み入れたのかということについて申し上げれば、まさしく2016年に小浜とルートが決定して以来、未だに具体的なルート、駅の位置、公費、工期が示されていないことに対する、県民のやはり不安と戸惑い、そして今後の選択肢をどう考えるのか。まさしく、着工5条件が満たされないのであるならばという仮定条件を、私ども県民会議で、国会議員の皆さんに強く申し上げたというふうにご理解いただきたいと思います。

記者

   2次避難所についてなんですけれども、確か先週観光に聞いたところ、仮設住宅の完成の時期に応じて、2次避難所の入居の期限が決まっているというふうにお伺いし、今のところ8月末と聞いていたんですけれども、これが延長になるという見通しはあるんでしょうか。

知事

   これはもう2次避難所は広域避難と皆さんご理解ください。広域避難をされている避難者の様々な事情を踏まえて丁寧に対応いたします。そういうことです。

記者

   基本的には、原則8月まで。

知事

   これもやはり原則という表現を使わせていただきます。

記者

   この期限の延長というのは、災害救助法で確か決まっているんでしたっけ。ちょっとそこら辺のルールは。

知事

   災害救助法は、原則、仮設住宅は2年とか、そういったことですが、ここの広域避難に関して、2次避難所が法律で決められているっていうわけではないと思っています。つまり、広域避難せざるを得ない状況が解消されたかどうか。そして、まさしく様々な事情が、それにふさわしいのかどうかということを、おそらく最終的には県も協力して、市町の皆さんも一軒一軒あたっているんですよ。説明を申し上げて、こういう状況ですからと、なぜそういうことを丁寧にしているかというと、受け入れてくださっているホテル、旅館、また様々な事情がある中で、仮設住宅ができましたからどうぞと、こういうふうな流れを、私どもは行政としてお示しをしてございます。まさしく様々な事情で、そうはいかない事情もあるやに聞いておりますので、そこは丁寧に意見交換をしながら対応しましょうと。強制的に次はこっちだとか、それはやめましょうというふうにしております。

記者

   つまりホテルとか、旅館、2次避難所については、原則8月中の打ち切りで、様々な事情がある方に関しては個別の対応をするという認識でよろしいですか。

知事

   この件については、担当者の方から改めてご連絡したいと思います。2次避難されている方、既に1,000人を切っているというふうに聞いておりますが、実は様々な事情があるとも聞いておりますので、それを何かまとめて答弁するには、非常になかなか、事情があるということもご理解いただいた上で、その担当者に聞いていただければと思います。

記者

   仮設住宅の関係で、その更に先のことになるんですが、応急仮設住宅の建設が終わった後、今度恒久的な住まいの再編等というのが必要になってくるかと思うんですけれども、知事、以前の会合の中で、9月議会で選択肢を示したいと、それに向けて準備を進めているということをおっしゃっていたかと思いますが、現時点での検討状況、あるいは支援の内容、今後のスケジュール感について、お考えをお願いします。

知事

   概要だけで大変申し訳ありませんが、申し上げたいと思います。熊本の事例を参考にさせていただいております。その上で熊本の場合、1年後にそれが明確に示されておりました。私どもからすれば、まず9月議会で、もちろんそのために、私も8月の半ばに仮設住宅周りをさせていただいて、ご意見を住民の皆さんにお伺いするという機会を設けております。そうすると自ら建て替えをするとか、或いは、さすがにこれは厳しいので公費解体ないしは自費解体をした後、自らは災害公営住宅ということになるのか、或いは、熊本でもございましたリバースモーゲージ方式を採用するのか。いくつかの選択肢は既にありますので、それに加えて、石川方式で提案すべきモデル、モデル住宅というものがあるのかどうか。これはおそらく住宅業界の皆さんにもご意見をお聞きしながら、選択肢をお示しする場は、やはり議会を通じての方が良いのではないかと、議員の皆さんからも選択肢の提案があるかもしれませんし、私ども、それまでに、それぞれ終の棲家、本格的に仮設住宅を出た後どうするか。また、木造仮設住宅の場合には、市町に払い下げをしてというか、無償譲渡をして、そのまま引き続きお使いいただくという選択肢もございますし、そこはやっぱり丁寧に議論をしたいと思っています。今のところは、そういうことを復興部長や土木部長等に指示をして詰めていただいております。


 

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