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更新日:2024年11月1日

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記者会見の要旨 - 令和6年11月1日 -

令和6年11月1日(金曜日) 16時00分~

会見資料(PDF:1,021KB)

知事

  1点目です。奥能登豪雨による堆積土砂等の撤去について申し上げます。道路や河川、農地、宅地などに堆積した土砂、流木、瓦礫を迅速に撤去し、生活やなりわいの早期再建に繋げる必要があります。このため、建設業などの事業者と、災害ボランティアの連携体制を構築し、早期の除去を目指すことといたしました。道路河川などの公共土木施設や農地については、建設業者などの応援も得ながら、同一事業者に、エリア全体の作業をまとめて発注するなど、国の堆積土砂等の一括撤去スキームを活用し、面的な処理を進めてまいります。それから、個人の住宅などの宅地については、被災家屋が多数におよび、全てを建設業者などに発注することが困難であります。より多くのボランティアのご協力をいただいて、宅地内からの泥出し作業を加速させたいと考えています。なお、ボランティアが搬出した土砂などについては、個人宅の前から仮置き場まで建設業者等が運搬するなど、連携して処理を進めてまいります。

  スライド2をご覧ください。奥能登豪雨の発生後、県・市町募集を合わせてこれまで延べ5,912人のボランティアの皆さまに泥出しなどの活動にご協力いただいています。ありがとうございます。また、発生直後から多くの専門ボランティア団体にも、被災地に入ってご支援をいただいています。改めて、この場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございます。一方、市町から聞き取った被害状況などに基づく試算では、宅地内の泥出しのために、今後、さらに延べ約1万4,000人のボランティアが必要と見込まれています。現在の受け入れペースでは、1月中旬までかかる見込みですが、本格的な積雪の時期が始まる12月中旬までには泥出しを終えたいと考えており、ボランティアの受け入れ人数を拡大し、加速化を図りたいと思っています。このため、これまでの個人でのボランティアの募集に加えて、企業、団体単位でのボランティア参加の受け入れなど、参加促進に向けた取り組みを進めてまいります。

  スライド3をご覧ください。取り組みの1つ目として、ボランティアをお考えの企業、団体からのさまざまな相談を受け付ける県の窓口を、本日、新たに設置いたしました。これまでも県内外の企業団体の皆さまに、被災地での活動にご参加いただいておりますが、ご協力いただいた企業、団体については、県公式サイトなどで紹介をさせていただきたいと思います。2つ目として、県職員についても平日を含め、ボランティア休暇制度を活用した積極的な参加を呼びかけてまいります。私も当然、率先してボランティアに参加したいと思います。

  スライド4をご覧いただきたいと思います。3つ目として、大学コンソーシアム石川とも連携し、現在、県内大学などの学生と教職員のボランティアを募集しておりまして、今月23日以降、計4回の活動を予定しています。4つ目として、加賀方面の方も参加しやすいように、駐車料金が無料の市町役場の駐車場を発着するボランティアバスも随時運行しております。今月は野々市市、能美市からの運行を予定してございます。なお、このほか、毎日の個人でのボランティア参加者も特設サイトで募集中でありますが、特に平日のボランティアが不足しております。可能な方にはご協力いただければ幸いです。明日は天気が荒れる予想ですので、ボランティア活動は中止します。しかし、引き続き被災地の早期復旧のため個人や企業、団体をはじめ、多くの皆さまのボランティア活動へのご参加をぜひよろしくお願いしたいと思います。

  スライド5をご覧ください。北陸デスティネーションキャンペーン期間中の10月から12月にかけて、クラフード2024として石川県の特色である工芸と食に関する多彩なイベントを集中的に展開しております。その核をなすイベントの1つとして、伝統工芸の国内最大イベントである。伝統的工芸品月間国民会議全国大会を11月7日から10日の日程で開催します。本県で開催するのは平成24年に続き、4回目で、回数は京都と並び最多となります。まず、全国の伝統産業関係者が参加する記念式典と全国伝統工芸士大会を11月7日木曜日、小松市團十郎芸術劇場うららで開催します。また、一般公開イベントとして、11月8日金曜日から10日日曜日までの3日間、工芸の底力、復興の翼石川から未来に繋ぐ日本の美技をテーマに、石川県政記念しいのき迎賓館などにおいて、全国から76産地の伝統的工芸品が集結し、来場者が参加できる製作体験や実演の他、展示、販売を行います。このほか、卓越した技を誇る伝統工芸士による作品展や、輪島漆芸技術研修所などの伝統工芸の担い手を育成する研修施設の研修生、卒業生による作品の展示、販売も行います。

  スライド6をご覧ください。また、伝統的工芸品月間国民会議全国大会の開催に合わせて、県立美術館において、11月9日土曜日から、12月4日日曜日にかけて特別展食を彩る工芸を開催し、美術館の所蔵品だけではなく、料亭や旅館が所蔵するお椀や器といった工芸作品も交えて展示するほか、次代を担う工芸作家8名の新作を展示いたします。加えて、県内の料亭などにおいて、工芸に関する文化人を招き、石川の工芸と食に関するエピソードなどを聞きながら、加賀料理を味わう食談義を開催いたします。さらには復興応援企画として、金沢駅地下広場にブースを設けて、輪島塗や珠洲焼などの展示即売会を開催するほか、金沢市内のホテルにおいても、輪島塗や珠洲焼など、被災産地の器や食材を利用した特別ランチを提供いたします。こうした取り組みを通じて、北陸デスティネーションキャンペーンとの相乗効果を図りながら、本県の魅力発信や、伝統産業の振興、さらには誘客促進に繋げるとともに、能登の食材、食品、伝統的工芸品など、食文化の魅力を発信し、能登の復興を後押ししてまいりたいと思います。

  最後にスライド7、小松空港上海便の増便についてです。小松空港国際線については、昨年、台北便、上海便、ソウル便が順次運行再開しました。国際線の利用状況は能登半島地震の影響もあり、一時、落ち込みましたが、4月以降の搭乗率は、国際3路線全てで7割超と堅調に推移しています。このため、先月10日、中国東方航空に対し、私からの親書をお渡しするなど、早期増便を強く働きかけてまいりましたが、今般、本年12月20日金曜日から、現在の週2便から4便に増便する予定であるとの連絡がありました。上海便は、今月25日に就航20周年を迎えます。県としても、今般の増便と合わせて、小松空港で記念式典を開催したいと考えています。なお、中国東方航空からは、週3便の富山空港の上海便と合わせて、北陸から毎日運航となると伺っておりまして、北陸3県での広域観光のPRなど富山県や福井県とも連携して、中国からのインバウンド拡大にも取り組んでまいりたいと思います。また、アウトバウンドについても、増便により旅行の選択肢が拡大しますので、上海での世界各都市への乗り継ぎを含めた旅行商品の造成を支援するなど、更なる利用促進を図ってまいりたいと考えております。ぜひ県民の皆さまもビジネス、観光、こうしたご利用をお願いしたいと存じます。
 

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