県議会の議案説明要旨 - 平成15年6月16日 - 1 中小企業・雇用対策について

◎  当初議会以降の進展について

1 中小企業・雇用対策について

さて、当初議会でも申し上げましたとおり、私は、県民の皆様方が安心して働き、安心して家庭を築き、生涯をすごせるような希望に満ちた社会を創り上げることが最も重要なことであると考えております。子どもから高齢者の方々まで県民の皆様方には「安全と安心」を実感していただきたい。本年度の当初予算は、特に、このことに配意して編成したところであり、施策の展開にあたっても常に念頭に置き、進めているところであります。以下、当初議会以降の進展を中心にその主なものについてご説明を申し上げます。

第一は、中小企業・雇用対策についてであります。
最近の本県経済は、IT関連分野の伸びにより生産は持ち直しているものの、個人消費が低調に推移し、雇用面でも四月の有効求人倍率が〇・六七倍と低水準にあるなど、依然として厳しい状況が続いております。

このような状況の下、県としては国の動きや県内の景気動向を注視しつつ、「中小企業再生・事業転換支援プログラム」を積極的に推進するとともに、中小企業の経営安定と金融円滑化のためのきめ細かな支援を行っていくこととしております。なお、深刻化するSARS等により影響を受けている県内の中小企業の方々に対しましては、緊急措置として、緊急経営支援融資の対象要件の緩和を図り、ご支援をすることといたしました。

また、雇用面においては、現在、緊急雇用創出特別基金の活用による雇用創出や中高年齢者職場実習等による再就職の促進に努めているところであり、「若者しごと情報館」も活用し、関係機関との連携のもと積極的に取り組んでいくこととしております。

 

以上

●目次に戻る  ●前へ戻る  ●次へ進む