ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成13年12月3日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成13年12月3日 - 狂牛病対策等について
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狂牛病につきましては、国が講ずべき対策や情報提供の遅れから、県内におきましても、消費者の牛肉離れを招くとともに、学校給食での牛肉の使用が市町村において自粛されるなど、生産農家、流通・小売業者、さらには県民の皆様方にも多大な影響を与える結果となったことは、誠に遺憾であります。
国内で初めて狂牛病の牛が発見された後、県では直ちに県内で飼育されている全ての牛の点検を行ったほか、十月十八日以降、金沢食肉流通センターでは、と殺する全ての牛を対象に検査を実施するとともに、狂牛病の感染源とされる肉骨粉の焼却や特定危険部位のと畜場内での焼却を他県に先駆けて実施するなど、安全性の確保を図ってきたところであります。また、学校給食での牛肉の使用再開に向けて、市町村教育委員会や小中学校の給食担当者を対象に狂牛病に関する説明会等を開催してきたほか、報道機関を通じて安全性をアピールするなど、牛肉に対する信頼を回復する取組みを進めてきたところであります。しかしながら、国内では、その後も更に狂牛病の牛が確認されるなど、依然として県民の皆様の不安が払拭されない状況であることから、今回の補正予算において、県家畜保健衛生所の検査体制を充実させるほか、金沢食肉流通センターにおける焼却炉、冷蔵庫の整備等について助成するとともに、国に対し徹底した原因究明と感染経路の特定、また迅速な情報提供と必要な財政措置について強く要望しているところであります。さらに、今後とも引き続き、県内における牛肉の安全性の確保に努めることによって、県内消費者の牛肉に対する信頼を一日でも早く回復してまいりたいと考えております。
このほか、国の補正予算関連では、放課後児童クラブの施設整備や県立学校内のLAN整備などにつきましても、必要な予算措置を講じたところであります。
以上
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