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LPガスとは、英語のLiquefied Petroleum Gasの頭文字をとったもので、日本語では、「液化石油ガス」といいます。家庭用に供給されているLPガスは主成分がプロパン(化学式でC3H8)なので、一般に「プロパンガス」と呼ばれています。
気化したLPガスは空気の約1.5倍の重さがあります。そのため、もれると低いところや、ものかげにたまるおそれがあります。このことは事故を防ぐために最も注意しておかなければならない点です。
もともとLPガスは無色無臭です。しかし、空気中にガスがもれた場合すぐわかるように、1000倍の空気で薄められても感知できる玉ねぎがくさったようなニオイをつけてあります。
普通の状態では気体ですが、容器(ボンベとも言います)の中には圧力をかけて液体の状態ではいっています。容器のバルブを開くと気化し、液体の体積の約250倍にふくれ上がります。
LPガスが燃える範囲(燃焼範囲ともいいます。)は、空気中に2.1%から9.5%のLPガスが混入した場合です。他のガスより低い濃度で燃焼範囲に入るため、少量のもれにも注意する必要があります。
ガス名 |
LPガス |
都市ガス |
水素 |
アセチレン |
---|---|---|---|---|
燃焼範囲(%) |
2.1~9.5 |
5.0~40.0 |
4.0~75.0 |
2.5~81.0 |
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