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更新日:2020年11月9日

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技術開発部

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  技術開発部では、家畜繁殖生理の基礎研究と優良家畜の効率的な生産を目的として、受精卵移植や体外受精卵の生産等バイオテクノロジーに関する技術開発、及び環境対策として家畜糞尿等の堆肥化、悪臭防止技術の開発に取り組んでいます。

 

超音波画像診断装置を用いた受胎性を判断する指標の確立

 受卵牛(乳用牛)の受胎性を判断する指標を 確立するために、超音波画像診断装置を用いた試験に取り組んでいます。

黄体血流

 

超音波画像診断装置を用いて観察される卵巣の様子 

(色のついている部分が血流、血流に囲まれている部分が黄体です。) 

 

生体内卵子吸引と体外受精による効率的な牛の増産技術の確立

  生きている牛の卵巣から直接卵子を採取する生体内卵子吸引(OPU)技術、採取した卵子と精子を顕微鏡下で受精させる体外受精(IVF)技術等を用いた、牛の増産技術の開発に取り組んでいます。

生体内卵子吸引
超音波診断装置を用いた卵子採取

超音波診断装置モニター映像(矢印部分が卵胞)

黄色の矢印部分が、卵子が入っている卵胞

総合的な悪臭抑制、良質堆肥の生産技術の確立および、堆肥、畜産排水の成分分析

  良質堆肥の生産に必要な、水分調整資材の開発や、未利用資源等を活用した悪臭発生の抑制試験を行っています。また、畜産環境保全を目的とした堆肥、畜産排水等の成分分析などを行っています。 

堆肥化試験装置「かぐや姫」

小型堆肥化装置

その他の技術 

平成10年7月5日生まれの体細胞クローン牛

生後1ケ月ののと・かが(左のと、右かが)

のと                                     かが

生後1ヵ月頃の様子

 

 のとは平成30年5月、19歳10ヵ月、かがは令和元年10月、21歳3ヵ月で、いずれも老衰で死亡しました。牛としては長寿で、その他異常は認められませんでした。

 現在、体細胞クローン牛作出の研究は行っていませんが、この研究で培った卵子の培養技術等は、継承され現在の研究に生かされています。

 

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お問い合わせ

所属課:農林水産部農林総合研究センター畜産試験場

石川県羽咋郡宝達志水町坪山ナ部93-2

電話番号:0767-28-2284

ファクス番号:0767-28-3531

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