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大聖寺川処理区
石川県の最南端部に位置する加賀市、山中町は千古の由来を誇る加賀温泉郷として全国的にも知られ、これらによる観光産業を中心に農業や伝統産業のもとで発展してきました。
この地域を貫いて流れる大聖寺川は、大日山を源とし、山中町で峡谷をなし、加賀市では穏やかな流れとなって日本海に注いています。大聖寺川は、上水・農業用水としてこの地域を潤すとともに遊びの場、生活の場として地域社会と深いつながりを持っていました。
しかし、近年生活水準の向上と観光客の増加により大聖寺川へ流れ込む排水量が増大し、河川の汚れが目立つようになってきました。
このため、県においては、これらの地域の生活環境の改善を図るとともに、大聖寺川の清流を取り戻すことを目的として、昭和63年度より加賀沿岸流域下水道事業(大聖寺川処理区)に着手しています。
平成4年度より大聖寺川浄化センターの建設に着手しており、平成7年12月に大聖寺川浄化センターの第1期施設が完了したことに伴い、加賀市と山中町の一部で下水道が使用できるようになりました。
今後、下水道のさらなる普及をめざして事業の促進に努めています。
処理場平面図
処理フロー
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