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金沢市内を貫流している犀川は、清らかな流れで金沢平野を潤し、私達の生活に重要な役割を果たしています。
一方、金沢市の都市化は、近年南方面へ著しい伸びを示し、隣接する野々市市、白山市(旧鶴来)と連担をなす状況となっており、人口の集中化及び産業の発展に伴い、公共用水域は年々著しく水質の汚濁が進行しています。このような状況の中で、手取川を源とする七ケ用水の一部は、白山市(旧鶴来)、野々市市、金沢市(一部区域)において農業用水として利用されると共に、家庭排水をも受け入れつつ犀川下流部へと流れ込んでおり、犀川下流及び金沢沿岸海域の水質悪化の原因となっています。
このため、県においてはこれらの地域の生活環境の改善と犀川並びに金沢沿岸海域の水質保全を目的として、昭和62年度より犀川左岸流域下水道事業に着手しています。
平成2年度より犀川左岸浄化センターの建設に着手しており、平成6年12月に、犀川左岸浄化センターの第1期施設が完了したことに伴い、金沢市と野々市市の一部で下水道が使用できるようになり、白山市(旧鶴来)においても平成9年3月31日をもって使用できるようになりました。
今後は、大規模な地震に備え、下水道施設の耐震化を図るとともに、故障によるトラブルなどを未然に防ぐため、下水道設備の改築・更新や長寿命化を計画的に進めて行きます。
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