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一般社団法人 七尾家
(花嫁のれん館保管)
登録年月日 令和4年3月23日
嫁暖簾は北陸地方に特有な婚礼用具の一つであり、嫁入りする女性が生家から持参し、婚礼当日に婚家の仏間などに掛け、これを潜ることで婚家の一員として認められた。明治から昭和にかけて、次第に形状が幅広になると同時に、材質、色調、図柄などは華美になっている。鶴亀や松竹梅などの吉祥の図柄が描かれ、その上部には、生家の家紋が加賀友禅などで染め抜かれており、家紋の周囲を花柄などで優美に装飾した加賀紋のものもある。
北陸地方における嫁入り儀礼や染織文化の地域的な様相を理解する上で注目される資料である。
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