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独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所が主催する文化財担当者専門研修は、各地域の中核として文化財保護活動を行う者を育成するとともに、研修を受けた者が、研修内容を踏まえた研修会の講師として活動することや、指導・助言などを行うことを目的としている。
令和6年度の研修として、近年の大規模地震等による城跡等の石垣の被災・復旧を踏まえ、文化財石垣の保存・活用に必要な専門的知識の習得を目的とする「文化財石垣保存整備(講義・実習)課程」を実施するにあたり、金沢城調査研究所では奈良文化財研究所と協議し、研修に協力することとなった。
・文化財石垣保存整備(講義)課程:令和6年6月12日(水曜日)~14日(金曜日)
・文化財石垣保存整備(実習)課程:令和6年6月17日(月曜日)~18日(火曜日)
文化財石垣保存整備(講義)課程は、外部6名を含む12名の講師によりオンラインで行い、同(実習)課程は、講義課程を終えた受講者を対象に金沢城跡において実施した。
実習課程では、石垣の修築履歴の見方や、変状の在り方について、これまでの調査研究成果を踏まえ、現地において講義を行った。また令和4年度から実施している調査研究事業「石垣構築技術の復元的研究」をベースに、石材加工具の復元製作にかかる鍛冶作業や、復元した加工具を用いた矢穴掘り、矢穴技法による石割体験を研修メニューに加えた。
本研修については、今後は奈良文化財研究所主催、石川県金沢城調査研究所共催として、一層の連携を進めることとしている。

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