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主役は動物と考えています。植栽や向背緑地を背景とした中で、生き生きとした動物たちを、フェンスを用いず、モート(堀)越しや、強化ガラス越し等、極力囲いを意識させないで観察できる計画としてあり、「どうして逃げないの」といった不思議な空間を演出しました。
立体的な展示として、上・下・横よりの複数の視点場を設置することにより、自然の生態に近いダイナミックな生態展示を可能としてあります。また、各動物の生息地の植栽や、類似の植栽、擬岩、擬木を効果的に使用することにより、動物本来の環境を可能な限り再現してあります。そして、自然界に存在しないものは、極力避けています。
動物に対しては、不要なストレスを与えないために、身を隠すスペースを確保したり、パドック(放飼場)に設けたウオーキングツリーや、あり塚、吊り縄等の遊具は、高度な知能を持つ動物たちを退屈させないように配慮したものです。その遊ぶ仕草は観覧者を飽きさせず、生き生きした動物たちの姿を観察可能としています。
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