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更新日:2025年8月22日

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記者会見の要旨(質疑応答) - 令和7年8月21日 -

  • 令和7年8月21日(木曜日) 15時30分~

記者

   地震・豪雨の風化防止に向けた取り組みについて質問いたします。ここの資料にも書いてありますように、三大都市圏など全国で能登への関心が薄れてしまった人に向けたいということですが、実際、県外の人たちの関心というのはどうしても下がってくる傾向にあると思っております。そこへの危惧と今後の意気込みなどあれば教えてください。合わせて、9月21日、豪雨が発生した日までちょうどあと1カ月ということになりました。9月21日、知事ご自身が県としてはどういう取り組みをやるのか。この日、日付、考えがありましたら教えてください。

知事

   まず、9月21日、私自身は被災地に入ります。視察と追悼の思いで入ります。各地で追悼も、行事というか事業をされると聞いております。

戦略広報監

   今後、詳細決まりましたら、また発表いたしますので、しばらくお待ちください。

知事

   私の行程についてもまた報告いたします。一応、珠洲も輪島も能登町も金沢から出て回ってくる予定にしています。

記者

   関心が薄れることに対する懸念と今後の取り組みの意気込みがあれば教えて下さい。

知事

   これは報道の皆さんもそうですが、ニュース性という観点で、時間が経てば経つほど、取り上げていただく機会、回数も減ってしまうのは、まず一点目、止むを得ないと思っています。であるからこそ、私ども県として、広報媒体を通じて、動画を繰り返し視聴できるように、被災者、被災事業者、被災地の姿、これを発信していきたいと思っています。また、悲惨な姿ばかりではなく、その中で頑張っている、例えばお祭りに取り組むとか、スポーツに取り組む、野球チーム、テニスのプレーヤーとか、学校で一生懸命学ぶ子供たちや、輪島のワイプラザなどで働いている朝市の奥様方とか、こういう状況の中でも踏ん張って頑張っている姿も、お伝えしていく必要があると思っております。以上です。

記者

   金沢競馬のレース再開に関して、ひとまず再開の目途が立ったことについての受け止めと、今後の対策として、どういったことが必要で、どういったことが課題になってくるのかをお願いします。

知事

   先般の記者会見で、私は8月25日にも再開できれば良いという。目測、想定で申し上げましたが、よく聞くと、馬さんの体調管理、抗生剤を打たなきゃいけないということもありまして、早くて9月7日という準備に入ったと聞いております。改めて、今の段階で9月7日、再開が決まったということをお伝えします。もう一点です。河北潟の隣にあります。やっぱり、水の心配は私たちもしなきゃいけないと思います。とするならば、今回のように大規模な線状降水帯があったときに、馬さんが胸まで浸かっていましたね。何が起きるのかということを想定して、早めに逃がすとか、しかし、県にその権限はありません。お馬さんの持ち主は馬主さんですから、また調教師さんも現地にいらっしゃいます。こういった方々とまずは情報交換をして、こういう場合にはこうした方がいいじゃないですかという、まず、その情報収集をすることから始めます。競馬局長。

競馬事業局長

   はい、その通りです。知事が申しましたように馬は各馬主さんが所有していて、その馬を各調教師に預託、預けてそれで強い馬作りということで調教師は調教して、レースに勝っていくと、こういう姿です。県としては、きゅう舎は県有財産でございますのでそれをお貸ししているという関係になります。とはいえ、こういう甚大な被害が生じて、大変ストレスのある時間を馬が過ごしてしまったということは事実でございますので、これを如何に避けることができるかを虚心坦懐に意見交換して、何かしら対策を練っていきたいということでございます。

記者

   総裁選についてご意見を伺います。19日から自民党の方で、選挙管理委員会で臨時の総裁選の是非を判断する手続きの議論が始まりました。米国の関税問題を抱えている今の政権下において、知事はこの総裁選の議論といいますか、どのように見ていらっしゃいますでしょうか。

知事

   昨日も総理と電話でお話しましたが、全くそういうことについて話題にはなりませんでした。つまり、粛々と国政の課題を解決するために、一生懸命取り組んでいらっしゃると、そういう印象を私も会話の節々から感じておりました。総裁選云々というのは、自由民主党の中の、特に国会議員の皆様方の議論の課題でありますので、私からこれ以上発言することは控えます。

記者

   宿泊税について伺います。金沢などではオーバーツーリズムの予防対策なども、今、出ている話だと思います。新しい観光政策の財源確保策として、今、全国で宿泊税を導入しようという動きが徐々に広がってきていると思います。これについて知事はどう見ているのかというのと、今後、石川県として導入する考えがあるのかないのかも含めてお願いいたします。

知事

   私の意見です。まず、課題が沢山あるということは、皆さんが持っておられるのと同様に私も持っていますが、観光に関する税という形になると、より多くの方に問題点が共有される必要があります。むしろそこの洗い出しをしていく段階ではないかなと思っています。行政が先に税の話をすると、取るだけ取りやがってという話の違う印象で捉えられてしまいます。ご存知のように私も毎週日曜日の朝5時から8時まで3時間、ゴミ袋を持ってトングを持ってゴミ拾いをしていますが、残念ながら、3時間回ってくるとゴミ袋が一杯になります。空き缶、ペットボトル、コンビニで配られるようなティッシュ、濡れティッシュ、一番頭に来るのはタバコの吸殻などです。最近は、マスクは少なくなりました。もう本当、私、何なんだろうなと。交差点が一番多いです。それから道路の植木の植え込みの下が多いです。非常にモラルの問題だと思います。私が何故、そんなことをするようになったかと言ったら、私は散歩していたら、そうやって拾って歩いている人が一杯いるんです。これは見習わないかんと思って、私も毎週日曜日は朝3時間拾って歩いていますが、改めてまず市民意識の問題、マナーの問題、そしてそこに観光の皆さん方がいらっしゃったときに、ゴミを散らかしていいかという問題や、またお店、飲食店などに入ってのマナー、また、もう一つの課題ということを考えると、中央公園とか周辺にカラスのフンがいっぱい落ちています。今、私も金沢市さんと県で、こういったカラスのフン害対策を含めたオーバーツーリズム対策の協議をしていると聞いております。そういった専門的な協議をしている金沢市さんと石川県で、対策をより一層バージョンアップしなきゃいけないよとなった時に、その費用対効果といいますか、財源として、観光税というのが出てくれば、考えたいと思いますが、今はそういう状況ではないと前文化観光スポーツ部長からそんなことを私ちょっと聞いたことがないですが、前部長として如何でしょうか。

危機管理部長

   そことのバッティングもありまして、今知事が申し上げた税を導入するということは課題があって税が導入されるべきであって、先に税の導入が決まるっていうのは本末転倒だと思います。そこは先ほど知事が申し上げた通りだと私も思います。

記者

   今、話がオーバーツーリズムの方に移ってしまったからあれなのですが、例えば2次交通対策、クルーズターミナルからの移動の費用とかもいわゆる観光入れ込み対する政策の一つだと思います。そういった新しい政策をどんどん入れるためには財源が必要だろうと、それを補填するために宿泊税という発想があるのかないのか。今後、色々な関係者を抱き込んだ協議会とかを設置する。そして、議論を始めるお考えがあるのかないのか。

知事

   発想という選択肢はありますが、今、関係者が集まって税と財源と、その税の話をする段階にはないということを申し上げます。しかし、今後の選択肢としてはあるということは当然だと思います。

記者

   金沢競馬のレース再開の関係で、馬の早期避難を含めた安全確保対策についてお尋ねをいたします。極めて必要なものであると思いますし、今回の大雨において競走馬があのような事態になるということは想定していませんので、驚いたところでありますが、今後進めていくにあたって具体的に、馬主さんといっても複数いらっしゃると思いますし、それから例えばJRAとか、そういった少し具体的にどのような協議を進めていくおつもりなのかという点についてお尋ねします。

知事

   まず、競馬局長から報告いたします。

競馬事業局長

   ご指摘の通り、馬600頭いるのですが、馬主さんの数でいうと今76人というところです。これ個人、法人混在していますが、ただ、一般社団法人石川県馬主協会という組織体がございますので、ここにはちゃんと会長も役員もいて、一応束ねているということですから、石川県馬主協会、それから調教師やジョッキー、騎手ですね。これらが構成している石川県調騎会という、これも会がございますので、こういったところと常日頃から色んな意見交換はしていますが、この馬の避難ということは、これまで話をしたことがありません。これをやるに当たってもそういうところと、こまめにキャッチボールしなきゃいけないというふうに思ってございます。

記者

   仮定の話で申し訳ありませんが、今後、そういったところから、レースができない。あるいは競走馬に対して体調が崩れたとか、ということに対して県の方に何かしらの責任を問われると、仮定の話で申し訳ないのですが、あった時にどのような対応をとるのか。お考えがあるのか。

知事

   仮定の話にはお答えできませんが、今、競馬局長も申したように、今回そういう事案が起きてしまったわけです。しかし、こうしたときにこうしましょうというルーティンがなかったわけです。こういうのは泥縄と言います。私は競走馬のためにも、馬主さんのためにも、またレースを開催する責任のある私ども石川県の競馬局としても、今回起きたことを踏まえて、どうしたらいいか、こういうことが起きたときに、馬を守るために、レースを守るために、どうしたらいいのかという協議を、まず、この協議体としてスタートする必要があるということで、議論をスタートしましょうということにしました。以上です。

記者

   新米の販売が始まりまして、過去の米価格高騰の影響がまだ続いている中だとは思いますが、猛暑と大雨、県内顕著に見舞われましたが、その影響に対する懸念点などありますでしょうか。

知事

   まず一点目、新米です。生産者の立場に立って、妥当な値段がつくことを願っていますというのが一点目、二点目は、消費者の立場に立って、待ちに待った新米が適正な価格で手に入れられるような、頃合いっていうのはあるのではないでしょうか。では、聞いてみますね。農林水産部長、あなたが思う新米の買いたいと思う適正な価格というのはいくらぐらいでしょうか。

農林水産部長

   なかなか申し上げるのは難しい。

知事

   一般のお父さんとして。

農林水産部長

   消費者として申し上げますと3千円台後半ぐらいかと。

知事

   私も3千円台、それだけの値打。それから生産者の苦労を思えば3千円台、それから希少なものだったら4千円出してもしょうがないかなと私は思います。一般消費者という立場から見たら、新米の値段にもいろんな差があるのだろうというふうに思われます。ブランド米っていうのはありますね。いくらだったら買ってもいいなと思われますか。

記者

   一人暮らしなので、そんなお米減らないです。出せるお金なら。

知事

   もう1回言いますよ。新米ですよ。美味しいんですよ。ブランド米なんですよ。でもちょっとでも自分のご褒美で、食べてみたいなと思ってスーパー行って買うとしたら、いくらだったら許せますか。

記者

   同じく3千円台ぐらいから。

知事

   5千円台だとやっぱりちょっとなとなります。妥当な額とするならば、しかし、私たちの考えは再生産可能なのです。持続可能な農業にしていかなければいけない。であるならば、そこら辺を政府に、どういうふうな形でサポートしていただくかっていう議論は、あってもいいかなと私は思います。

記者

   猛暑と大雨の影響はどのように懸念されますでしょうか。

知事

   長期的に考えれば、猛暑、大雨にも強い環境作り、それから品種の改良。また土壌、農地の整備、こういったことが必要だと思っています。そして、年々、この気象条件が夏の暑さ、あるいは豪雨、顕著になってきています。そのことを踏まえて、まず、政府には抜本的な対策といったものを考えて欲しいと思います。じゃないと、生産者は再生産可能とはなりませんと私は思います。

記者

   星稜高校の陸上の清水空跳選手が、インターハイで、高校の100m新記録を樹立しました。今後、益々の活躍が期待されますが、知事からも何かご期待というかどんな応援の気持ちでしょうか。

知事

   期待をしていますが、あんまり期待が集まると本人にプレッシャーになると困るなというのが一点と、ただ、顧問の女性の先生ですね。非常にコミュニケーションが清水選手、また他の選手とも、保護者とも十分連携が取れているということに安心をいたしました。一つ、私が出来るとすれば、星稜高校は私学です。施設整備は、私学として責任がありますが、あのグラウンドが本人と顧問の言うことには、トレーニングのコースがなんかでこぼこらしいのですよ。それは、日本新記録や世界新記録、次のロサンゼルスオリンピックで金メダルを目指そうかという選手がいるんだ。とするならば、校長にも言ったんですよ。県の方に申請を上げてくださいと、怪我をしなくて済むように陸上の場合には、トラックといって、陸上競技場の整備はきちんとしてあげたいなと思っています。担当は私学だから総務部長です。星稜高校の方からグラウンド整備の補助の要望が上がってくれば、前向きに検討したいと思います。

記者

   先週、金沢市が21世紀美術館の長期休館中の賑わい創出について検討会を始めています。休館中1カ月ぐらいあるということで、日銀の跡地の活用とか、そういったような意見もあったようです。休館中の賑わい創出について、知事のお考えはいかがでしょうか。

知事

   私も北國新聞を朝4時に読んで、あれと思ったのです。出席している県の担当者が文化振興課長なのです。ちょっと待てよと、日銀の話出ていました。賑わい創出とありました。何で課長が出るんだと、なぜかというと、日銀の活用と地域の振興で、これ県は重要視をした上で、徳田副知事を県代表選手として協議会に出していました。21世紀美術館の年間の入場者数は190万人です。この190万人は10カ月間か11カ月とほぼ1年間、行き場を失うわけです。とするならば、文化政策であり、都市政策、賑わい創出と総合的な観点で捉えるべきではないかと思っていて、次回のこの協議会には私は徳田副知事に出なさいと指示をいたしました。文化観光課長には、何であなたが出ることになったのかと聞いたら、金沢市さんの方の文化的な担当者から連絡が来たから出ましたと、そりゃそうです。だけども、報告書も読んだ時に、日銀の跡地の問題や香林坊の振興会のあまつぼさんのコメントも出ていました。私は大きな課題だと思います。21世紀美術館が10カ月から11カ月間も閉じるときに、金沢だけではなく、石川県にとっても重大な損失です。そこを如何にリカバーしていくのかというときには、関係機関がみんなで協力し合う必要があると私は思います。そういう観点で、まち作りという観点を重要視すべき、従って県としては日銀跡地の懇話会にメンバーとして出席している徳田副知事に出席するようにと、私の方から指示をいたしました。改めて、21世紀美術館は、文化とか観光の観点を越えて、もう我々石川県にとってモンスター的な存在だと私は思っています。加えて、街中にはですね。その21世紀美術館、それから県立美術館、国立工芸館さらには県立図書館ビブリオバウムという、このほぼ集約されたエリアに、これだけの文化的な価値を創造する施設があるとするならば、21世紀美術館が閉館している間にどうリカバリーするのかが、いやむしろもっと新たな価値観を生み出すのか。金沢市は街中のギャラリーの数がいくつあるかご存知ですか。これ実は、山出市長の時にマップを作っているのです。つまり、街中のカフェとかを含めたギャラリーの数、密度は日本一なのです。工芸品とか美術品とかちょっとした展示をするスペースというのは、私が調べたときで94でした。100近いと思います。そして、21世紀美術館にある、あんな素晴らしいものを何かギャラリーに置くことはもちろんできませんが、しかし、工芸品も含めて、街中の協力を得るというコンセプトは、私は県市連携の大きなポイントだという認識を持っています。なぜかというと、街中の店舗の皆さんがそういう認識を強く持っている。従って、そういったことも含めて、文化振興課長ではなくて、徳田副知事に出席をして、特に日銀跡地の有効的な利活用、中長期的な視野で、県も全力で応援をすると、その姿勢を持つようにということを徳田副知事には指示をいたしました。

記者

   総裁選云々に関しては、これ以上発言しないということでしたが、石破総理と、大雨の関連などでやり取りをされているかと思います。参院選の結果を受けて、自民党内で進退を問う動きもありますが、石破総裁の進退については、どう考えていらっしゃいますか。

知事

   国会議員に聞いてください。まず、現職の総理としてしか、私は申し上げることはできませんが、昨年の就任以来、何度も被災地に足を運んでいただき、また、交付金に特段の配慮もいただきました。かつて、農林水産大臣、また防衛大臣もされている中で、県として防災庁のサテライトの誘致とか、小松空港周辺の整備とか、極めて近しいお互いの間柄として、石川県の実情をよくご理解いただいて、特段の配慮をしてきていただいております。そこまでしか申し上げられません。総裁選云々というのは、正しく自由民主党の規約に基づいて、関係者が判断をされると思っています。そこで、私の立場で発言することは控えます。

 

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