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令和4年8月26日(金曜日) 15時00分~
ありがとうございます。8月の定例記者会見を今からさせていただきます。
冒頭、私から3点報告をさせていただきます。
1点目は、8月に入ってからの一連の大雨被害についてであります。まず、この大雨により怪我をされた方をはじめ、被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げます。
特に、8月4日の大雨では、小松市や白山市で観測史上最大となる24時間雨量を記録するなど、加賀地方を中心に記録的な大雨となりました。
その結果、広い範囲で、河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生をし、重傷者1名を含む、7名の方が負傷されるとともに、約1,500棟の住家被害が発生いたしました。
県としては、災害対策本部の設置、自衛隊への災害派遣の要請、6市1町に災害救助法の適用、災害ボランティアの確保や農林業者や中小事業者を支援するための相談窓口の設置、道路や河川等の応急復旧に全庁を挙げて取り組んでまいりました。
各市町では、住家の被災状況の認定調査を進めてきたところでありますが、今般、最も被害の大きかった小松市において、被災者生活再建支援法の適用条件を満たすこととなりましたので、本日、適用を決定いたしました。
これによりまして、中規模半壊以上の被害を受けられた方々が住宅を再建される場合などに、支援が受けられることとなりました。
また、今回の大雨による全国各地の災害については、激甚災害に指定される見込みとされております。今後、国におきましては、石川県が補助率かさ上げの対象になるかどうか、これを判断するための災害査定を速やかに進めていただきたいと申し上げております。
こうした中、小松市の中ノ峠では、今月20日からの雨で、再度、被害が発生しております。また、能美市においても、4日の大雨で鍋谷川にある用水の頭首工(とうしゅこう)などで相当な被害が発生していることが判明いたしました。
小松市長、能美市長からも是非現場を見て欲しいという要請も承りまして、明後日28日日曜日、午前中に、私、直接、被災現場を確認し、今後の対策に活かしてまいりたいと考えております。これバス出すんだね。
(危機管理監)はい。出ます。
現地がですね、車がたくさん行ってご迷惑かけるといけないので、マスコミの皆さんと一緒に私もバスに乗ってまいりますので、ご案内の方、マスコミの皆さんにお届けしますのでよろしくお願いします。
県といたしましては、9月補正予算に災害関連予算を計上すべく作業を進めております。引き続き、国や関係市町などと連携し、被災者の方々の生活再建に努めるとともに、道路や河川、農地などの早期復旧に全力で取り組んでまいります。
2点目でございます。「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」地域シンポジウムについてです。
女性活躍の推進には、組織トップが自ら責任を持つことが重要という観点から、平成26年に内閣府の主導により、企業経営者などからなります「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」が発足いたしました。
わが県としても、率先して、こうした姿勢を示すことが重要と考え、私自身も、知事就任後、直ぐにこの会に参加をいたしました。
これを受けて、石川県における女性活躍推進の気運醸成を図るため、開催に向けて調整してまいりました「男性リーダーの会」の地域シンポジウムが、10月18日に内閣府と共同で開催することが決まりましたので、ご紹介します。
シンポジウムでは、まず、女性活躍に先進的に取り組んでいるアサヒグループホールディングス株式会社の勝木社長による「男性リーダーによる女性活躍推進への想いと取組」と題した基調講演をオンラインで実施いたします。
アサヒグループホールディングスでは、女性社員を対象とした各研修に経営層が参加し、意見交換の場を活用するなど、女性のキャリア形成に積極的に取り組んでいるとお聞きしております。「女性活躍推進」に優れた上場企業として、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「なでしこ銘柄」にも、過去7回選ばれております。
また、県内企業のリーダー等が参加するパネルディスカッションでは、「女性活躍推進における組織トップの役割」をテーマに、株式会社北國フィナンシャルホールディングスの杖村社長、コマニー株式会社の塚本社長、株式会社小林製作所の黒川業務改革最高責任者にご登壇いただき、西垣淳子副知事が、ファシリテーターを務めることとしております。
パネリストの皆さんの企業は、女性社員の継続的なキャリア構築や社員の積極的な育休取得などに熱心に取り組まれております。こうした県内の先進企業の経営者の皆さんの意見交換を聞くということができる貴重な機会であります。
当日は、会場参加だけではなく、オンラインでの参加もできますので、是非、マスコミの皆さんをはじめ、多くの企業の経営者の皆さまにご参加いただきたいと思います。
3点目です。7月16日に開館した新県立図書館についてであります。
開館以来、8月15日まで、開館日数26日のこの間、来館者数は140,419人となりました。平日は4千人から5千人、土日・祝日では5千人から6千人の方々にご来館いただいております。
特に、お盆の時期は、1日に7千人を超える日があるなど非常に関心が高い状況であります。目標とする年間来館者数100万人に向けて、幸先の良いスタートをきれたと思っております。
貸出冊数については、旧図書館では、年間約13万冊ほどでしたが、新図書館では、この1か月間ですでに約7万4千冊となっております。全国トップクラスとなる約30万冊の開架図書、また、これまでの図書分類にこだわらない街の書店のような12のテーマ別配架などの仕掛けが効果的だったのではないかと考えております。
また、図書館の利用者カード、これは貸出しに必要となりますが、利用者カードについては、22,522枚の発行となっています。
現在、開館記念イベントとして、東京の国立科学博物館と連携し、「生きものの進化」をテーマにした特別展を開催しております。今週末には屋外広場などで県産食材を販売するマルシェ、その後もですね、だんだん広場でのオーケストラ・アンサンブル金沢によるミニコンサートなど、多くのイベントを予定しております。
今後、引き続き、図書館の各所で、本による知識と体験を組み合わせた様々なイベントを、年間を通じて実施します。子どもさんから大人まで、多くの人で賑わう図書館、行列のできる図書館を目指して、石川県の知の拠点となりますように頑張ってまいりたいと思います。
私からは、以上であります。
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