ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成21年2月26日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成21年2月26日 - 本県の未来を切り拓く施策の展開について
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一方、見方を変えれば、大津波はいつまでも続くことはありません。過度に縮み志向に陥ることなく、やがて訪れる景気回復も見据え、本県の未来を切り拓くための施策、即ち未来への先行投資を着実かつ果敢に行っていくことが重要であります。
特に産業面では、景気回復後に訪れる上昇気流に乗り遅れることのないよう、新たな技術や商品を生み出す研究開発、本県産業に厚みを加えると同時に、その将来を支える次世代産業の創出、更には、産業の礎とも言うべき人材の育成・確保といった分野において、産業界と一体となって、未来への布石を打っておくことが大切であります。
また、五年後には北陸新幹線が金沢まで開業し、本県は最大の交流基盤を手に入れることとなります。この新幹線開業効果を県下全域に波及させると同時に、将来にわたる交流人口の拡大に繋げていくためには、戦略的な観光誘客をはじめ、道路や交通網、観光施設や文化施設などの交流基盤の整備、更には、伝統文化の継承や魅力あるイベントの開催、豊かな自然環境の保全などに、積極的に取り組んでいく必要があります。
加えて、ワークライフバランスの推進などの少子化対策、防災対策や医師確保などによる安全・安心の確保、地球温暖化防止などの環境対策、学力向上をはじめとした教育の振興、農業人材の育成や県産品のブランド確立などによる農林水産業の活性化など、本県の未来を支える施策についても、着実に取り組んでいかなければなりません。
いずれも、本県の活力を維持・向上し、未来を切り拓いていくためには、欠くことのできない施策であり、新たな視点や工夫も取り入れ、積極果敢に取り組んでまいります。
以上
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