ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成18年9月12日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成18年9月12日 - 5 良質な社会資本の整備及び活用について
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第五は、良質な社会資本の整備及び活用についてであります。
金沢港につきましては、大浜地区の大水深岸壁整備事業が去る七月二十三日に着工いたしました。(株)小松製作所の港湾活用型新工場も来年一月の操業開始に向け建設工事中であり、金沢港が国際物流港として大きく飛躍していくための基盤づくりが着実に進められております。さらに、今般、金沢港における重量貨物の吊り上げ能力の向上を図るため、ガントリークレーンに特殊コンテナ専用の吊り金具を整備することといたしました。
県といたしましては、引き続き、平成二十年秋の大水深岸壁の暫定供用、及び臨港道路大浜御供田線の本年十二月の完成に向け、整備促進に全力を挙げると同時に、先般、とりまとめました港湾物流実態調査の結果も踏まえ、航路の開設及び拡充、新たな貨物の集荷に向けた集中的かつ積極的なポートセールス活動を実施してまいります。
小松空港につきましては、中国や韓国などの海外からの誘客促進を図りながら、県内はもとより、福井県においてもPRによる利用促進に努め、上海便、ソウル便の安定的な運航につなげてまいりたいと考えております。また、近年増加傾向にある台湾からの入り込み客を今後とも獲得できるよう、小松・能登両空港へのインバウンドチャーター便の運航を働きかけるとともに、誘客プロモーションに努めていきたいと考えております。
また、滑走路の嵩上げ工事については、十月末に完成し、年内には供用が開始される予定とのことであります。
今後とも、小松基地並びに空港周辺住民の皆様方のご理解とご協力を得ながら、日本海側の拠点空港としての発展に向けて努力してまいる所存であります。
能登空港につきましては、開港三年目の利用者数は前年を上回る実績をあげることができ、間もなく、能登・羽田便の利用者数が五十万人を突破する見込みであります。また、三年連続で搭乗率保証の目標値も達成し、二千万円の販売促進協力金をいただくこととなりました。これもひとえに、地元の皆様方の一丸となった取り組みの成果であり、深く感謝を申し上げる次第であります。
開港四年目にあたり、搭乗率保証制度上の目標値は低くなりましたが、運航ダイヤの改善など利便性の向上を図っていくためには、一定の実績を確保していくことが必要であり、県としては、引き続き、首都圏を中心とした潜在需要の掘り起こしに積極的に取り組んでまいる所存であります。また、地元市町にも気を緩めることなく利用促進策を強力に推進していただくことを期待しているところであります。
北陸新幹線につきましては、来年度国家予算の概算要求で、整備新幹線全体の建設事業費として、本年度を十六パーセント上回る二千六百三十七億円の要求がなされております。
今後とも、用地取得に鋭意取り組むとともに、並行在来線対策や、開業効果を最大限に活かすための活用方策の検討など新幹線開業に向けた取り組みを進めながら、金沢までの一日も早い開業に必要な予算の確保と白山総合車両基地以西の早期全線整備に向けて、沿線各県と連携を密にし、県議会及び関係各位のご支援をいただきながら、最大限の努力をしてまいる所存であります。
道路網の整備につきましては、本年四月の金沢外環状道路山側幹線の全線開通により、金沢市街地の渋滞緩和が図られました。引き続き県土ダブルラダー構想の実現に向け、能越自動車道、金沢能登連絡道路、南加賀道路等の整備を推進することとしております。
また、金沢井波線の金沢市小二又・清水間が今月九日に開通し、残る区間の工事を進めることとしているほか、年内には、国道一五七号尾口大橋が完成供用する予定であり、金沢外環状道路海側幹線の南伸区間についても新たに工事着手することとしております。
以上
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