ホーム > 県政情報・統計 > 知事のページ > 県議会の議案説明要旨 > 県議会の議案説明要旨 - 平成11年12月1日 - > 県議会の議案説明要旨 - 平成11年12月1日 - 4 県政の諸課題の進捗状況等について
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次に、その他の県政の諸課題につきまして進捗状況等を御説明申し上げます。
まず、介護保険制度についてであります。平成九年十二月に介護保険法が公布されて以来、来年四月からの円滑な実施に向け、県と市町村は一丸となって全力で取り組んでまいりました。現在、制度の導入準備は最終段階となっておりますが、ここに至って国では介護保険料の徴収猶予や介護家族に対する慰労金の支給など、制度の理念に影響を及ぼしかねない施策案を決定いたしました。これは住民理解を得るため、県や市町村がこれまで行ってきた努力を損なうばかりか、住民の方々にも混乱を生じさせかねないものであり、憂慮いたしております。
しかしながら、介護保険制度の来年四月実施は決定しており、我々に与えられた時間は残りわずかであります。県民の皆様の信頼が得られるような制度となるよう、現在進められている要介護認定の公正かつ的確な実施や在宅介護サービス基盤の充実につきまして、市町村とともに引き続き最善を尽くしてまいりたいと考えております。
次に、能登地区のRDF化構想につきましては、現在、専焼炉立地予定地の地元関係者と最終的な詰めの作業を鋭意進めており、地元合意が得られ次第、事業主体となる一部事務組合の設立に向け、引き続き必要な作業に精力的に取り組んでまいることとしております。今後とも、関係市町村等との連携を図り、地元関係者の御理解と御協力が得られるよう努めてまいります。
北陸新幹線につきましては、本年九月自由民主党・自由党整備新幹線協議会において取りまとめられた新しい基本スキーム案が早急に政府・与党で合意され、また所要の予算が確保されるよう政府等関係機関に働きかけるなど、今後ともフル規格による早期全線整備に向けて、沿線各県と連携を密にし、議会並びに関係各位の御支援をいただきながら、最大限の努力をしてまいりたいと考えております。
能登空港につきましては、ターミナル地区の用地造成に着手するなど平成十五年開港に向けた整備が順調に進捗しており、今後は運輸省に羽田空港発着枠の確保を要請していくとともに、各航空会社と定期便就航についての個別協議をさらに進めていくこととしております。また、小松空港のさらなる伸展を図るため、滑走路かさ上げの実現を関係機関に強く働きかけてまいります。先月二十二日、加賀地区・能登総合の両開発促進協議会の陳情団が能登空港への路線開設や小松空港の増便・かさ上げを国等へ要望いただきました。引き続きその実現に向け、県議会並びに関係各位とともに、最大限の努力をしてまいります。
電源立地につきましては、基本的には、地域振興に有効な政策の一つであると理解しておりますが、原子力発電所の立地につきましては、引き続き住民の合意を最大限に尊重し、慎重に対応してまいりたいと考えております。
港湾振興についてでありますが、かねてから航路再開に向け努力をしてまいりました定期コンテナ航路のうち、大連・青島航路及び台湾・香港航路について相次いで航路再開の運びとなりました。今後とも、積極的なポートセールスに努めていくこととしております。
十月九日に開園した新しい「いしかわ動物園」につきましては、日曜祝日の天候などにも恵まれ、入園者は現在のところ当初の予想を大幅に上回っております。今後とも、子供たちの夢をはぐくむ楽しい学習の場づくりや当園の大きな目標であるエコ動物園化に努力し、県民に愛され、親しまれる動物園にしていきたいと考えております。
以上
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