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石川県では、将来の都市づくりの指針として、「石川県の都市計画に関する基本的な方針」と県内を4地域に分けた「広域都市圏マスタープラン」及び、県内の都市計画区域ごとに「都市計画区域マスタープラン(整備、開発及び保全の方針)」を策定しています。
「石川県の都市計画に関する基本的な方針」は、県全体における都市計画の基本的な考え方を、「広域都市圏マスタープラン」は、今後の広域的な都市づくりの考え方を、「都市計画区域マスタープラン」は、それぞれの都市における主要な都市計画の考え方を示したものです。石川県では、この3つを併せて「石川県都市計画マスタープラン」とし、今後の都市づくりの指針としています。
なお、「都市計画区域マスタープラン」は、市町の合併等の都市計画における大きな状況の変更があった場合、必要に応じて順次変更を行っています。
※上図は平成30年7月の石川県都市計画マスタープラン策定時のものです。
石川県都市計画マスタープランの構成
石川県都市計画マスタープラン |
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石川県の都市計画に関する基本的な方針 石川県全体の都市づくりの考え方(共通の目標、広域的な調整など)
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「石川県の都市計画に関する基本的な方針」では、「都市計画の目標」と「都市計画のテーマ」を定め、今後の県全体の都市づくりの基本的な考え方とします。
石川県では、都市計画の理念を
“個性、交流、安心を実現する地域主体の持続可能なまちづくり”
と定めて、以下の5つの都市計画の目標に沿った都市づくりを推進します。
都市の規模や道路や港湾、鉄道などといった交通基盤、地形・地物などの特性に応じて効率的かつ機能的に都市機能を集積し、地域コミュニティやまちなかのにぎわいを創出するとともに、公共交通を軸として居住を誘導することにより、持続可能な集約型のまちづくりを推進する。
既成市街地の総合的な防災力の向上や適切な都市基盤の整備と維持管理・更新など、より一層の防災・減災対策の推進により、強くしなやかなまちづくりを目指すとともに、地域コミュニティの維持・活性化により、住民が安全に安心して、快適に暮らせる居住環境の創出を図る。
北陸新幹線開業を機に、人とモノの交流を一層盛んにするため、幹線道路網の整備を図るとともに、日本海側の拠点港化に向けた金沢港のクルーズ・貨物の両面からの整備、小松空港のさらなる国際化など、地域の強みを活かした都市の交流拠点や産業拠点などの充実を図り、南北に長い県土において、陸・海・空の多様な都市間ネットワークを活用した広域連携によるまちづくりを推進する。
石川県特有の歴史的・文化的な都市景観の創出や里山里海景観の保全を図るとともに、白山ろくや能登・加賀の海岸線などに代表される多様な自然環境、にぎわい・交流の場となる公園緑地などを保全・活用し、人と自然が共生したまちづくりを推進する。
住民や企業・NPOなどの多様な主体による自主的なまちづくり活動を促すとともに、地域の環境や価値の向上に寄与する活動を多面的に支援する。
石川県には、美しい里山里海や城下町として育まれた歴史や文化など、優れた資源が豊富にある。これらの特性に加えて、人口減少や少子高齢化の進行、地球環境問題の深刻化、国際化の進展、ICT(情報通信技術)の急速な進化、多様な主体の連携と協働などの都市をとりまく環境の変化に対応するため、『まちづくりの10 の方策』を定める。
1.地域の特性に応じた集約型のまちづくり |
2.人と環境にやさしい総合的な交通体系の構築 |
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人口減少社会に対応するため無秩序な市街地拡大を抑制し、計画的で持続可能な集約型市街地の構築を進めるとともに、まちなかや地域の拠点における都市機能・居住機能の維持・向上を図る。 |
歩いて暮らせるまちづくりの軸となる公共交通の利便性向上や利用促進を進めるとともに、歩行者・自転車利用者にやさしいみちづくりを推進する。 |
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3.災害に強くしなやかなまちづくりの推進 |
4.移住・定住の促進に向けた快適な居住環境の充実 |
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地震・津波、風水害・雪害及び大規模火災等といった災害から生命・生活を守るため、防災・減災対策を進めるとともに、既成市街地における建物の不燃化や避難地の確保、緊急輸送道路の無電柱化等による市街地の防災力の向上、加えて橋梁や上下水道の耐震化、リダンダンシー(多重性)の確保など、様々な災害に柔軟に対応できる強くしなやかなまちづくりを推進する。 |
多様な居住ニーズに対応した住環境の維持・充実を進めるとともに、空き家の適正な管理と利活用の促進を図る。
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5.地域の強みを活かした拠点の強化 |
6.産業や交流を支える広域ネットワークの形成 |
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都市機能を活用した産業・交流拠点の強化を図るとともに、多様な地域の強み(ものづくり産業の集積、伝統工芸などの地域資源、充実した医療環境など)を活かした産業振興を推進する。
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鉄道・港湾・空港のさらなる連携強化を図るとともに、「ダブルラダー輝きの美知(みち)」構想に基づく幹線道路ネットワークの整備・充実により、円滑な自動車交通の確保と地域活性化を支援するみちづくりを推進する。
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7.個性と魅力ある景観の保全・創出 |
8.豊かで多様な自然環境との共生・保全 |
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歴史的な街並みなどの多様な景観資源を保全・創出するとともに、魅力ある景観・観光資源を活かしたまちづくりを推進する。 |
白山ろくや能登の里山里海などの豊かで多様な自然環境、にぎわい・交流の場となる公園緑地、都市農地などの保全と利活用を進める。 |
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9.官民連携など多様な主体の連携 |
10.地域主体の活動を支える仕組みの充実 |
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地域と一体となったまちづくりを推進するとともに、地域住民や企業と連携した沿道や水辺環境の向上を図る。 |
NPOやボランティアなどの地域活動を支える組織や人材の育成及び支援を進める。 |
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