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サケの祖先は純淡水性でしたが、卵や稚魚の時代には安全な河川や湖沼で生活し、稚魚から成魚(親)までは餌の多い海で生活するように進化したものと考えられています。
手取川に遡上したシロザケ親魚
オス
メス
サケは産卵期が近づくと今まで銀白色だった体色が変わり上記の様な婚姻色(黒・黄・桃色の混じった雲状斑)となります。またオスは鼻が鉤状に曲るなど体色や体型が変わります。
秋になると手取川にサケが帰ってきます。美川事業所で種苗生産したサケは、さらに事業所の横を流れる熊田川を遡り、構内の飼育池まで戻ってきます。
手取川や熊田川では、サケが川を遡る様子や産卵場所を掘る様子を見ることができます。
受精卵(発眼卵)
ふ化直前の卵
ふ化仔魚
ふ化後2週間
ふ化後3週間(浮上)
稚魚の群泳
放流サイズ(6cm)
美川事業所では10月から11月にかけて、戻ってきた親サケから採卵しますが、受精後約3週間で発眼卵になり、その後2週間するとふ化します。
ふ化してすぐは、卵嚢(卵の黄身にあたります)を持って、それを栄養にし、殆ど遊泳することなく成長します。
ふ化して1ヵ月すると卵嚢がなくなり、泳ぎ回りながら餌を食べて大きく育ちます。
体長6センチくらいになった稚魚は事業所の飼育池から放流し、熊田川、手取川を経て海に下っていきます。
海に出てから北太平洋を回遊し、早いものでは2年後、遅いもので6年後に戻ってきます。
熊田川で放流
回遊ルート
回帰サケの鱗(4年魚)
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