世界遺産について
世界遺産とは
- 昭和47(1972)年、第17回ユネスコ総会において採択された「世界遺産条約」に基づくもの
- 人類共通のたからものとして、深刻な損傷や破壊等から保護し、次の世代に引き継いでいくもの
世界遺産の種類
世界遺産には次の3種類があり、有形の不動産が対象となっています。
- 文化遺産顕著な普遍的価値を有する記念物、建造物群、遺跡、文化的景観など
- 自然遺産顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、景観、絶滅のおそれのある動植物の生息・生息地などを含む地域
- 複合遺産文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産
世界遺産への登録とは
- ユネスコ(本部:パリ)の「世界遺産委員会」が、各国からの推薦に基づき、「顕著な普遍的価値」を持つ文化遺産や自然遺産を「世界遺産一覧表」に登載すること
暫定リスト(一覧表)とは
- 将来世界遺産として登録される可能性がある優れた資産は各国が作成する「暫定リスト」に記載され、ユネスコに提出されます。
- その「暫定リスト」の中で条件が整ったものから、各国がユネスコへ世界遺産への登録を推薦することとなります。
世界遺産の登録状況
我が国の世界遺産(25件)
文化遺産(20件)
- 法隆寺地域の仏教建造物(奈良県:H5)
- 姫路城(兵庫県:H5)
- 古都京都の文化財(京都府、滋賀県:H6)
- 白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県、富山県:H7)
- 原爆ドーム(広島県:H8)
- 厳島神社(広島県:H8)
- 古都奈良の文化財(奈良県:H10)
- 日光の社寺(栃木県:H11)
- 琉球王国のグスク及び関連遺産群(沖縄県:H12)
- 紀伊山地の霊場と参詣道(三重県、奈良県、和歌山県:H16)
- 石見銀山遺跡とその文化的景観(島根県:H19)
- 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-(岩手県:H23)
- 富士山-信仰の対象と芸術の源泉-(山梨県、静岡県:H25)
- 富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬県:H26)
- 明治日本の産業革命遺産 九州山口と関連地域(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、山口県、静岡県、岩手県:H27)
- ル・コルビュジェの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-(フランス他6か国 日本は国立西洋美術館:H28)
- 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県:H29)
- 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産(長崎県、熊本県:H30)
- 百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群-(大阪府:R元)
- 北海道・北東北の縄文遺跡群(北海道、青森県、岩手県、秋田県:R3)
自然遺産(5件)
- 屋久島(鹿児島県:H5)
- 白神山地(青森県、秋田県:H5)
- 知床(北海道:H17)
- 小笠原諸島(東京都:H23)
- 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島(鹿児島県、沖縄県:R3)
世界遺産の総数 1154件(文化遺産897件、自然遺産218件、複合遺産39件)
(R3.7現在)