ホーム > 連絡先一覧 > 金沢城調査研究所 > 情報発信 > 情報発信(28年度) > 第14回全国城跡等石垣整備調査研究会
ここから本文です。
第14回全国城跡等石垣整備調査研究会の金沢大会を文化庁とともに主催し、文化財石垣の整備に関する技術的・行政的な諸課題等について検討した。
当日は県内外から500 名の参加があり、研究会始まって以来の盛会となった。
基調講演では、石垣の本質的価値の二側面(「安定した構造体としての価値」、「歴史の証拠としての価値」)について、地盤工学と考古学それぞれの専門家が講演した。
事例報告では、1.金沢城跡、2.盛岡城跡、3.岡山城跡、4.和歌山城跡を取り上げ、それぞれの担当者が取り組み状況を報告するとともに、5.熊本城跡の被災状況について情報共有を進めた。
パネルディスカッションでは、基調講演の講師の他、石垣整備に関わる研究者、技術者、技能者をパネリストとして、主として石垣の保存面に関する現状と課題について、論点整理を行った。
現地視察では、金沢城跡の石垣巡検を行った。
【1日目】平成29 年1 月19 日(木曜日)(一般公開)
13時30分 開会
13時35分 主催者挨拶 大西 啓介(文化庁文化財部記念物課 課長)
13時40分 主催者挨拶 田中新太郎(石川県教育長)
13時45分 共催者挨拶 松本 勝蔣(文化財石垣保存技術協議会 会長)
13時50分 大会趣旨説明 市原富士夫(文化庁文化財部記念物課)
14時00分~15時20分 基調講演1 西形達明(関西地盤環境研究センター顧問・関西大学名誉教授)「石垣の安定と変形のメカニズムを探る」
15時30分~16時50分 基調講演2 坂井秀弥(奈良大学 教授)「文化財としての城・石垣の意義とその保存・活用」
18時00分~ 情報交換会 ANA ホリデイ・イン金沢スカイ18 階 トップオブカナザワ
【2日目】平成29 年1 月20 日(金曜日)(一般公開)
9時00分~9時40分 報告1 西田 郁乃(石川県金沢城調査研究所)「史跡金沢城跡の石垣現況調査」
9時40分~10時20分 報告2 似内 啓邦(盛岡市公園みどり課)「史跡盛岡城跡の石垣整備」
10時30分~11時10分 報告3 乗岡 実(岡山市教育委員会文化財課)「史跡岡山城跡の石垣整備」
11時10分~11時50分 報告4 西田 勝計(文化財石垣保存技術協議会)「史跡和歌山城勘定御門東側石垣保護工事について」
13時00分~13時40分 報告5 鶴嶋 俊彦(熊本市熊本城調査研究センター)「特別史跡熊本城跡の被災状況」
13時50分~16時10分 パネルディスカッション 「石垣を守り伝えるために」
パネリスト:西形達明、坂井秀弥、北野博司(東北芸術工科大学教授)、和田行雄(文化財石垣保存技術協議会副会長)、真鍋建男(同幹事)
16時10分 まとめ 五島 昌也(文化庁文化財部記念物課)
16時20分 次回開催地挨拶 鈴木 功(福島県白河市)
16時25分 閉会挨拶 木越 隆三(石川県金沢城調査研究所 所長)
16時30分 閉会
【3日目】平成29 年1 月21 日(土曜日)(関係者)
9時00分~12時00分 現地視察 金沢城内石垣巡検 (連携企画「戸室石割実演」文化財石垣保存技術協議会)
※パネル展示「熊本地震による石垣の損壊」、「文化財石垣保存技術協議会の活動」
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
同じ分類から探す