石川県新長期構想
石川県新長期構想 ~伝統と創造 みんなで築く ふるさといしかわ~
本県は、これまで、平成8年に策定した石川県新長期構想に基づき、平成22年を目標年次に、県政の推進にあたってまいりました。
しかしながら、近年、予想を上回る人口減少・少子高齢化の進行、地方分権の進展、厳しい財政状況など、県政を取り巻く環境には大きな変化があり、また、遅くとも平成26年度末の北陸新幹線金沢開業を視野に入れた新たな施策展開も必要になってまいりました。
このような状況に的確に対応するため、目標年次まで若干計画期間を残してはいるものの、議会でのご意見・ご提言、各界各層の代表41名からなる「長期構想改定検討会議」でのご議論、県民意識調査、パブリックコメントによる県民の皆様のご意向等を踏まえ、このたび長期構想を改定いたしました。
今回は、地方創造時代において地域づくりを担う「県民の視点」に立って、より県民の「実感」を大切にした三つの「目指すべき将来像」として、「魅力と誇りが実感できるいしかわ」、「活力ある産業と働きがいが実感できるいしかわ」、「暮らしやすさが実感できるいしかわ」を掲げました。
そして、これらの将来像を実現するためには、それぞれの地域において、現在及び将来の県民が、先人により時代を超えて磨き抜かれてきた厚みのある「伝統」に弛まぬ「創造」を加え、新たな石川を創り出すことにより、住む人にも訪れる人にも、様々な意味合いで満足を与え、求心力を持ち続けることが肝要であるとの考え方から、今後とも「個性、交流、安心のふるさとづくり」という基本目標の下、「伝統と創造 みんなで築く ふるさといしかわ」という新たな時代を切り拓く視点に立って、県民の皆様とともに、この構想の実現に向け全力で取り組んでまいります。
おわりに、本計画の策定にあたり、貴重なご意見、ご協力を賜りました県民の皆様、関係各位に心から感謝申し上げます。
石川県知事 谷本 正憲
石川県新長期構想(改定)の内容