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補助制度を活用して、住まいの耐震改修を実施した二組のご家族にお話を伺いました。
耐震化を決断した経緯や工事内容、工事後のご感想など、体験者の声をご紹介します。耐震改修工事の費用は住宅の規模や建設時期によって異なりますが、今回お話をお聞きした方は、いずれも少ない負担で耐震化を実現しています。
(インタビュー実施:令和2年8月)
-----耐震化を考えたきっかけを教えてください。
25年前に屋根と外壁のリフォームをしましたが、そのときは耐震改修をしなかったので、地震が来ると倒れてしまうだろうな、との不安を抱えていました。数年前に簡易耐震診断を受け、耐震性がないことがわかりましたが、その頃は家庭の事情で時間的余裕がなく、そのままにしていました。
-----その後、どのように決断に至ったのですか?
昨年、市の広報や新聞で補助金が大幅に増額されたのを知り、やはり耐震改修したいな、と思っていたところ、市役所の方が訪ねて来られ、耐震化の重要性や補助制度について丁寧に説明してくれました。相談するうちに、安心して暮らしていきたいとの気持ちが固まり、耐震改修することを決めました。
どこに依頼すればよいかあてはなかったのですが、県内の事業者のリストを市役所で見せてもらえました。その中から、誠実でしっかりしている印象を持った設計事務所を選びました。
-----工事の内容とご感想をお聞かせ下さい。
基本は耐震改修のみです。あとは最低限の壁紙の貼り替えなどを行い、工事は約3週間でした。業者さんの提案で、壁や天井・床を極力壊さずに補強する「低コスト工法」(※1)で耐震化しました。この工法のおかげもあって、引っ越しなしで工事ができました。
耐震改修の工事費は200万円で、150万円の補助が出ました。通常は工事費を支払った後に市から補助金を受けるそうですが、代理受領という制度を利用して、補助金は市から業者さんに直接入金し、残りの差額だけをこちらから支払いました。用意するお金が少なくて済んだのはありがたかったです。
これで長年の不安が解消されました。費用負担も大きくなかったですし、ご近所の方にも耐震改修をおすすめしたいですね。
※1: 低コスト工法とは、「愛知建築地震災害軽減システム研究協議会」が開発・評価した、既存の壁や床、天井を壊さずに補強できる工法等であり、工事費の縮減や工期の短縮が期待できます。なお、低コスト工法は平成30年度より県内の補助制度の対象として採用しています。
-----どのような経緯で耐震化に取り組んだのですか?
今後快適に暮らしていくため、全面的にリフォームをしようと考えました。近くに息子家族が住んでいて、小さな孫を預かることが多くなりそうだったので、孫の遊び部屋もつくろうと。当初、耐震化は考えていなかったのですが、リフォームの補助制度を探していると、耐震改修に手厚い補助があることがわかりました。大事な孫を預かるのだから、地震で倒壊しない強い家にしたい、と考えるようになりました。
工事にあたり、工務店に要望を伝えて見積を取ったら、予算をオーバーしてしまったんです。いろいろと項目を削ることになりましたが、「孫のために耐震化が第一」との考えに変わっていたので、耐震を削ることは一切考えませんでした。
-----工事の内容について教えて下さい。
工事では、いったん内側を骨組みだけにして、内装をキレイにやりかえ、あわせて構造用合板や筋交いで補強しました。他に、水回り一式を交換して、壁には断熱材を追加しました。
うれしい誤算だったのは、合板などで補強する部分の内装撤去と復旧費用が耐震補助の対象となったことです。内装リフォームのために必要な工事の一部に補助が入ったんです。最終的に、リフォーム全体で約700万円のうち耐震改修は200万円とちょっと。それに対して補助金が200万円(※2)だったので、結果的にほぼ持ち出しなしで耐震化ができて満足しています。
-----耐震改修工事をしてみていかがでしたか。
工事を終えて、これで安心して孫と家にいられる、と感じています。内装のリフォームと違い、耐震改修工事は災害が起こってはじめて効果がわかるものですが、この安心感は何事にも代えられないです。
我が家のように1981年以前の住宅のリフォームでは、耐震化もセットで行うのがよいと思います。
※2: 令和元年度の金沢市の補助額は上限200万円。県内市町の補助額については補助制度のページをご参照下さい。
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