ホーム > くらし・環境 > 社会基盤整備 > 河川・海岸 > 辰巳ダムデザイン検討委員会 > 辰巳ダムデザイン検討委員会提言書の概要について
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「自然と歴史に触れ合うダム」をデザイン理念に掲げ、「自然の摂理に適った大局的デザイン」、「人との触れ合いを考慮したディテールデザイン」、「時の流れを意識したデザイン」の3項目をデザイン基本方針に設定しました。
デザインのパースは景観整備方針に基づくイメージであり、実施設計においては変更となる可能性があります。
下流面は、曲線基調の柔らかいデザインとすることで、辰巳用水東岩取入口や周辺渓谷との調和を図ります。
上流面は、力強い直線基調のデザインとすることで、金沢を守る治水の要としてのダムを表現します。
天端空間は、半壁高欄形式の採用により、上部を金属製レールとして透かす他、高欄内蔵式照明を採用することで、すっきりとした印象とします。
河川空間は、辰巳用水東岩取入口周辺において現況の河川環境を極力保全する他、水の流れに係る上流河道や減勢工などのデザインについては、水理模型実験による水の表情の解析をふまえた形状・構造となるようにしました。
のり面は、切土面の見える範囲の軽減に努めるとともに、現地形とのなじみを考慮しラウンディングなどの手法を採用します。
緑化は、周辺植生からの種子供給が可能な工法を選定し、草本のみでなく木本を併用した郷土種を用いた自然復元緑化とすることにより、周辺景観との調和を図ります。
周辺環境整備については、今後の設計に反映できるよう意見を集約した形でとりまとめました。
ダム及び貯水池について、大きく3つにゾーニングを行い、各ゾーンにおける整備方針を策定しました。
整備拠点となる「右岸下流部」、「左岸天端部」、「上流盛土部」の3地点について、導入施設(案)及び整備の方向性についてとりまとめました。
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