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放射線とは、高いエネルギーを持った電磁波や高速の粒子のことで、アルファ線、ベータ線、ガンマ線などの種類があります。
これに対して、放射能はその放射線を出す能力(性質)を表す言葉です。 また、実際に放射線を出しているもの(放射性物質)を指す場合もあります。
降雨により、大気中に含まれる放射性物質が洗い落とされ、地表面では一時的に放射性物質の濃度が高くなります。このため、空間放射線量率が高くなりますが、通常、雨が降り止んだ後、約3時間程度で元の線量率に戻ります。
降雪により、空間放射線量率は降雨と同様の現象により上昇します。ただし、積雪があると地表面からの放射線がさえぎられるため、空間放射線量率は減少します。
人間は一年間に自然界から約2.4mSvの被ばくを受けると言われています。 その内訳は、外部被ばくとして大地から約0.48mSv、宇宙線から約0.39mSvの放射線を浴びています。 また、内部被ばくとして、食物等から約0.29mSv、空気中のラドン等の吸入により、 約1.26mSvの放射線を受けています。
核分裂とは、原子核が2つ以上の別の原子核に分かれることで、その時には、大きなエネルギーが放出されます。 この核分裂によるエネルギーで水を沸とうさせ、発生した蒸気によりタービンを回転させることで発電を行うのが原子力発電所です。例えば、発電に使われるウラン-235の場合、核分裂により数多くの放射性核種が生成されますが、中でもストロンチウム-90やセシウム-137は生成する割合が大きく、半減期が長いため、環境中に残留しやすい重要な核種として分析を行っています。
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