県議会の議案説明要旨 - 平成15年3月11日 - 財政状況について

◎  財政状況について

次に、歳入についてでありますが、県税収入は、景気の低迷により厳しい状況にあるものの、現時点で計上額までは確保できる見込みとなりました。また、後年度に交付税での財源措置がなされる減収補てん債につきましても、六十億円を確保することができたことから、予定していた減債基金の取り崩しを、将来の県債償還に備え、一部取り止めることといたしました。

先日の議案説明においても申し上げましたとおり、個人消費が低調に推移し、雇用面でも、なお厳しい経済情勢が続いております。県の財政においても、県税収入の減少や地方交付税の削減、さらには県債残高の増加などの状況にあることから、今後とも、常に財政の健全性の維持に留意するとともに、先般、策定した新行財政改革大綱の趣旨を踏まえつつ行財政改革のスピードを速め、県政における多くの諸課題に、積極・果敢に挑戦してまいりたいと考えております。

以上をもちまして、私の説明を終わりますが、なにとぞ慎重ご審議のうえ、適切なるご決議あらんことをお願いいたします。

 

以上

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