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石川県教育委員会では、標記出土品の春季公開を下記により行います。入館無料・事前申込み不要で観覧できます。
9時~17時(入館は16時30分まで)
名称 |
石川県埋蔵文化財センター展示室 |
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住所 |
金沢市中戸町18番地1 |
電話番号 |
076-229-4477 |
(1)加賀郡牓示札
平安時代のお触れ書きといえる「加賀郡牓示札」は、古代国家の農業奨励政策や命令伝達方法を具体的に知ることができる貴重な資料です。嘉祥年間(848~851)に加賀郡役所から出された文書を、ヒノキの板に書き写したもので、端正な楷書が349文字判読できます。
平成12(2000)年に津幡町加茂遺跡から出土し、平成22(2010)年に重要文化財(古文書)に指定されました。また加茂遺跡は平成27(2015)年に国指定史跡となりました。
(2)野々江本江寺遺跡出土品
「野々江本江寺遺跡出土品」は、平安時代以降の墓地や葬送のあり方を知るための貴重な資料です。大型の木製板碑 (ヒノキ)と木製笠塔婆 (アスナロ)の2種類計4点からなり、これまで『餓鬼草子』などの絵画資料でしかみられなかった平安時代の木製塔婆類が遺跡からみつかった、全国的にも稀な例です。
平成19(2007)年に珠洲市野々江本江寺遺跡から出土し、平成26(2014)年に県指定有形文化財(考古資料)となりました。
無料
問い合わせ先:石川県埋蔵文化財センター普及啓発担当
電話:076-229-4477
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